近年、業務効率化やDXが求められる中で、CADソフトの導入を進める企業が増えています。しかし、導入コストの高さから、なかなか導入に踏み切れない企業も多いのではないでしょうか。
このような課題を解決する手段の一つに、「IT導入補助金」の活用があげられます。この補助金制度を活用することで、設計業務や製造現場で広く使用されているAutodesk(オートデスク)製のCADソフトを、低コストで導入することが可能になります。
本記事では、まずIT導入補助金の概要をわかりやすく解説したうえで、補助金を活用してAutodesk製品を導入するメリットや、具体的な導入の流れについて詳しく紹介します。これからCAD導入を検討している企業や個人事業主の方は、ぜひ参考にしてください。
CADジャンクションでは、補助金を活用したCADの導入支援を実施しています。申請手続きなどはCADジャンクションが代行するため、負担少なくさらに半額で導入できます。興味がある方は、下記からお気軽にご相談ください。
IT導入補助金とは?

IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者が業務の効率化・生産性向上を図るためにITツールを導入する際、国がその費用の一部を補助してくれる制度です。パソコンソフトやクラウドサービス、CADなどの業務用アプリケーションの導入にも活用でき、多くの企業が積極的に利用しています。
この補助金をうまく活用すれば、初期費用の負担を大幅に軽減しながら、業務改善やDX(デジタルトランスフォーメーション)への第一歩を踏み出すことが可能です。
IT導入補助金の内容
下記の表では、IT導入補助金の最新の内容をまとめています。補助上限、補助率などを詳しくチェックしたい方は、ぜひ参考にしてください。
| 2025年IT導入補助金 | 通常枠 | 複数社連携IT導入枠 | インボイス枠(インボイス対応類型 / 電子取引類型) | セキュリティ対策推進枠 |
| 活用イメージ | 業務効率化やDX推進のためにITツールを導入 | 複数の小規模事業者等が連携してITツール導入 | インボイス制度対応、発注・受注業務の電子化など | サイバーセキュリティ対策の実施 |
| 対象経費 | ソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年)、導入関連費等 | 上記+業務プロセス見直し支援等の経費 | インボイス対応ITツール、クラウド利用料など | サイバーセキュリティ対策製品費、導入費等 |
| 補助上限 | ・5万円~150万円未満:補助率1/2 ・150万円~450万円:補助率1/2 | ・~300万円:補助率2/3 ・~450万円:補助率2/3 ・~1,500万円:補助率2/3 | ・~50万円(インボイス対応類型) ・~350万円(電子取引類型) | 5万円~150万円 |
| 補助率 | 中小企業:1/2 小規模事業者:2/3(※加点要件あり) | 一律2/3 | インボイス対応類型:2/3 電子取引類型:2/3 | 中小企業:1/2 小規模事業者:2/3 |
| 備考 | 単独申請可能。加点あり(低賃金労働者比率が高い事業者など) | 商店街・団体での連携導入向け。ハードウェア費も含まれる場合あり | 電子帳簿保存法などの対応にも活用可能 | 最大2年分の利用料補助あり |
CADソフトも補助対象になる?
Autodeskをはじめとする業務用CADソフトは、IT導入補助金の対象になります。ただし、補助金を活用するには、「IT導入支援事業者」経由での導入が必須です。
具体的には、中小企業庁に登録された支援事業者からAutodesk製品(AutoCAD、Revit、Fusion 360など)を導入する場合は、ソフトウェア費用や導入サポート費用などが補助対象となります。
補助金の「通常枠」では、最大450万円まで補助を受けることが可能で、高額なCADソフトも導入しやすくなります。 設計業務の効率化やデジタル化を進めたい企業にとって、非常に有効な補助制度の内容になっています。
補助金を活用してCAD(Autodesk)を導入するメリット

補助金を活用してAutodesk のCADを導入する場合、大きく分けて4つのメリットがあげられます。IT導入補助金への申請を検討されている事業者は、ぜひ参考にしてください。
導入コストを大幅に抑えられる
Autodesk製のCADソフトは高機能である一方、導入コストが高額になることもあります。
しかし、IT導入補助金を活用することで、最大で費用の2/3(小規模事業者の場合)まで補助されるため、初期投資の負担を大きく軽減できます。
例としてあげるなら、導入費用が40万円かかるケースでは、通常なら自己負担額は40万円になります。しかし、補助金を活用すれば最大で2/3までが補助され、自己負担額は約13万円程度で済みます。
このように高性能なツールを手頃なコストで導入できるので、IT導入補助金は大きな魅力と言えます。
作業効率と生産性が向上する
AutodeskのCADソフトは、図面作成や3Dモデリングなどを効率よく行える設計支援ツールです。
補助金を利用してこれらを導入することで、手作業によるミスや非効率な工程を減らし、全体の作業スピードを大幅にアップさせることができます。
近年、あらゆる業界で人手不足が深刻化しています。しかし、CADを導入すれば大幅に作業が効率化されるので、人手不足の対策にもつながるでしょう。
業務のデジタル化・DXが進む
補助金制度は、単なるソフト導入の支援だけでなく、企業の業務全体のデジタル化(DX)推進も目的としています。CAD導入はその第一歩として最適であり、紙の図面やアナログ作業を減らし、データでの一元管理やクラウド連携によるチーム間共有が可能になります。
さらに、CADデータをもとにしたBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)やCAM(工作機械との連携)など、他のシステムとの連動も視野に入れれば、設計した図面データをそのまま他の工程でも活用できるようになり、設計から製造・施工までの一貫したデジタル化が実現します。
これにより、時間短縮・コスト削減・品質向上など、複数のメリットが期待できます。
認定事業者の支援で導入もスムーズ
補助金を使う際は、「IT導入支援事業者」から導入することが条件です。例えば、CADジャンクションはAutodesk製品の販売および導入支援に対応したIT導入支援事業者として登録されており、補助金申請のサポートからソフトの選定、導入後の操作サポートまで一貫して対応しています。
特に初めて補助金を活用する企業にとっては、制度の仕組みや申請手続きが難しく感じられるかもしれませんが、支援事業者を活用することで、スムーズかつ確実に補助金を活用して導入を進めることが可能です。書類作成や必要な準備も丁寧にサポートしているため、安心して取り組むことができます。
IT導入補助金を活用してCADを安く導入する方法に関しましては、以下の記事で詳しく解説しておりますのでよろしければご覧ください。
CADソフトにおすすめのAutodeskの概要

Autodesk(オートデスク)は、世界的に有名なソフトウェア企業で、建築、製造、土木、インフラ、映像業界などで使われる高性能な設計ツールを多数提供しています。 特にCAD分野においては、多くの設計者にとって標準的なソフトとして知られています。
代表的なAutodesk の製品
Autodeskは用途に応じた多様なCADソフトを展開しています。主な製品には下記のようなものがあります。
- AutoCAD:2D・3D設計に対応した汎用CAD。多くの業界で採用される定番ツール
- Revit:建築設計・BIM(Building Information Modeling)に特化したソフト
- Fusion 360:機械設計、3Dモデリング、解析、CAMまで統合されたクラウドベースのツール
- Inventor:製造業向け3DメカニカルCADで、高度なモデリングやアセンブリに対応
それぞれの製品は特定の業界ニーズに応じた設計支援を目的としており、業種に合わせた選定が可能となっています。
クラウド対応でどこでも作業できる
Autodeskの多くの製品はクラウドベースに対応しており、インターネット環境があれば自宅・現場・外出先でも作業が可能です。図面やモデルデータをクラウドで共有することで、チーム間の情報共有がスムーズになり、業務のスピードも向上します。
さらに、複数の担当者がリアルタイムで同じデータにアクセス・編集できるため、修正の反映やフィードバックのやり取りも効率的です。これにより、メールや紙の図面を使った非効率なやりとりを減らし、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方が実現できます。
導入後のサポートも充実
Autodesk製品はユーザー数が多いため、操作マニュアルやチュートリアル、コミュニティなどの情報が豊富です。
また、IT導入支援事業者を通じて導入する場合は、製品の選定から初期設定、基本操作のサポートまで受けられるため、初めての導入でも安心です。
IT導入補助金を使ってAutodesk を導入する流れ

IT導入補助金を使ってAutodesk を導入する流れは下記の通りとなります。
gBizIDの取得と事前準備
IT導入補助金の申請には、まず「gBizIDプライム」アカウントの取得が必要です。これは国の補助金申請に使う共通のログインIDで、取得には1〜2週間かかるため、早めの準備が大切です。
併せて、「SECURITY ACTION(一つ星以上)」の登録も求められます。これらは補助金申請の前提条件となりますので準備しておきましょう。
IT導入支援事業者に相談して見積を依頼
次に、Autodesk製品を取り扱う「IT導入支援事業者」に相談します。
例えばCADジャンクションのような支援事業者が該当し、ここで導入したいAutodesk製品(例:AutoCADやFusion 360など)と導入支援サービスを選定し、正式な見積書を発行してもらいます。この見積が申請に必要となりますので、必ず事前に相談するようにしましょう。
交付申請と審査結果
支援事業者のサポートを受けながら、IT導入補助金の交付申請書をオンラインで作成・提出します。
事業の目的や導入効果なども記載する必要があるため、支援事業者と連携して進めるのが安心です。
申請後、数週間で審査結果が通知されます。注意点としては、この交付決定前に製品を購入してはいけないことです。万が一購入した場合、補助金が受け取れないので注意してください。
導入・支払い・報告
交付決定通知が届いたら、正式にAutodesk製品を購入・導入し、代金を支払います。
その後、実績報告書や証憑資料(請求書・振込記録など)を提出することで、補助金の支給を受けることができます。
導入後は、一定期間の事業実施状況報告なども求められるため、支援事業者と連携しながら進めることが重要です。
まとめ
IT導入補助金を活用すれば、Autodesk製の高性能なCADソフトを低コストで導入でき、業務効率化やDX推進にもつながります。
導入時にはIT導入支援事業者のサポートを受けることで、申請から導入までスムーズに進めることが可能です。弊社はそれらのサービスをトータルでサポートしておりますので、設計業務の改善や人手不足対策をお考えの方は、この制度を活用してCAD導入をぜひ検討してみてください。
CADジャンクションでは、補助金を活用したCADの導入支援を実施しています。申請手続きなどはCADジャンクションが代行するため、負担少なくさらに半額で導入できます。興味がある方は、下記からお気軽にご相談ください。
また、初回相談は無料となっています。「補助金の対象になるの?」「どのツールが自社に合っているの?」など、CADや補助金に関するお悩みやご相談のある方はお気軽にお問い合わせください。