SOLIDWORKSの価格はいくらか|公表されている金額と、見積で変わる部分

結論:日本円の価格はメーカーが公表していません

SOLIDWORKSを調べると価格がまちまちに出てきます。理由は単純で、ダッソー・システムズは日本円の価格を自社サイトで公表していません。日本では正規販売代理店を通じた販売で、実際の金額は見積で決まります。

そのため、価格を把握するには次の2つを分けて見る必要があります。

何の金額かどこで確認できるか性質
メーカーの公表価格ダッソー・システムズの公式ストア(米ドル建て)クラウド版の名前付きユーザー向け。日本円ではない
正規販売代理店の公表価格各代理店のサイト(日本円・税別)日本で実際に売られている形。代理店によって異なる
実際の購入金額見積本数・構成・保守の年数・導入支援の内容で変わる

以下、公表されている金額を出典つきで並べたうえで、見積で何が変わるのかを整理します。

補助金の対象になるか、先に確かめる

デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)の通常枠は、補助率が原則1/2(補助上限450万円)です。当社はIT導入支援事業者として、対象になるツールのご提案と必要書類のご案内を行っています。交付申請はお客様ご自身のGビズIDで行っていただきます。審査があり、採択を保証するものではありません。

メーカーが公表している金額(米ドル)

ダッソー・システムズの公式ストアには、名前付きユーザー向けの年間サブスクリプションが米ドルで掲載されています。

プラン年額月あたり(年間請求)
Standard2,820 USD235 USD
Professional3,456 USD288 USD
Premium4,716 USD393 USD

いずれも1ユーザーあたり・現地の税を除いた金額です。この価格は日本での販売価格ではありません。為替で単純換算しても、日本の代理店が扱う価格とは一致しません。目安として構造(Standardを基準に、Professionalが約1.2倍、Premiumが約1.7倍)を読むために使うものです。

日本で実際に売られている形と、代理店の公表価格

日本のSOLIDWORKSは、長く永久ライセンス+年間保守(サブスクリプションサービス)という形で売られてきました。近年は年間ライセンスも選べます。正規販売代理店である大塚商会が公開している価格(税別)は次のとおりです。

永久ライセンス+年間保守

エディションライセンス年間保守初年度合計
Standard1,035,000円255,816円1,290,816円
Professional1,239,000円255,816円1,494,816円
Premium1,659,000円375,816円2,034,816円

年間ライセンス(1年)

エディション年額
Standard528,216円
Professional602,952円
Premium854,952円

上記は正規販売代理店が自社サイトで公開している金額(税別)です(2026年9月28日確認)。当社のご提案価格ではありません。代理店によって金額と付帯するサービスが異なり、価格は予告なく変更される場合があります。

永久ライセンスと年間ライセンス、どちらを選ぶか

Standardで累計費用を並べます。永久ライセンスは保守を継続する前提です。

年数永久+保守年間ライセンス差
1年1,290,816円528,216円年間が762,600円安い
2年1,546,632円1,056,432円年間が490,200円安い
3年1,802,448円1,584,648円年間が217,800円安い
4年2,058,264円2,112,864円永久が54,600円安い
6年2,569,896円3,169,296円永久が599,400円安い

分岐点はおおよそ4年です。さらに、保守を止めて使い続ける選択もできるのが永久ライセンスの性質です(そのかわり新バージョンとサポートは受けられなくなります)。年間ライセンスは契約が切れると使えません。

判断は「何年使うか」だけでなく「途中でやめる可能性があるか」で決まります。試験的に1〜2年だけ使う、案件単位で人数が増減する、といった事情があるなら年間ライセンスのほうが損を出しにくくなります。考え方は買い切りかサブスクかの判断基準で整理しています。

エディションの違い

エディションできること選ぶ目安
Standard3Dモデリング、アセンブリ、2D図面化、板金・溶接構造、基本的な干渉チェック設計して図面を出すところまで。まずはここから
ProfessionalStandard+部品ライブラリ、CAD形式の変換機能、設計の自動化、ファイル管理(PDM Standard)複数人で設計データを共有する。他社形式のやり取りが多い
PremiumProfessional+構造解析・運動解析、配管・配線設計強度や動きを社内で検証する。配管や電装を含む設計

解析を外注している場合、Premiumにすると外注費が減る一方でライセンス費用が上がります。年間の外注費と差額を比べて決めるのが現実的です。判断の材料の作り方は外注から内製に切り替える判断基準と同じ考え方が使えます。

なお製品の機能面はSOLIDWORKSとは、製品構成はSOLIDWORKSの製品構成で整理しています。他の3D CADと並べて比べたい場合はCAD製品データベースをご覧ください。

見積で変わる部分

公表価格を見ても最終金額が読めないのは、次の要素が見積ごとに違うからです。相見積もりを取るときは、ここを揃えないと比較になりません。

変わる要素確認すること
ライセンスの種類スタンドアロン(1台に紐づく)かネットワーク(社内で共有する)か。ネットワークは単価が上がるが、人数より少ない本数で回せる場合がある
本数まとめると単価が変わることがある。将来の増員分を今買うかどうか
保守の年数複数年分をまとめる契約にすると、年あたりの金額が変わることがある
導入支援・教育初期設定、テンプレート作成、操作研修が含まれるか別料金か
データ移行既存の2D図面や他CADのデータをどこまで変換するか
PDMの構成Professional以上に含まれるPDM Standardで足りるか、上位のPDM Professionalが必要か

比べ方の手順は相見積もりの取り方にまとめています。金額だけを並べると、導入支援が入っていない見積が一番安く見えてしまいます。

補助金を使う場合

SOLIDWORKSはデジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)の対象になり得るソフトウェアです。通常枠の補助率は原則1/2、補助額は下限5万円・上限450万円です。金額が大きい製品なので、押さえる点も多くなります。

押さえる点内容
登録の有無補助対象になるのは、事務局に登録されたITツールです。登録されていない構成は対象になりません。当社では未登録の製品について、登録申請ができるかをご確認しています
上限との関係通常枠の補助上限は450万円です。補助率1/2のため、対象経費が900万円を超える部分は補助の対象外になります
4プロセス要件補助額が150万円を超える申請では、4プロセス以上の業務での活用が求められます。設計だけでなく、周辺の業務も含めた構成を考える必要があります
発注の順序交付決定の前に発注・契約・支払いをしたものは対象外です。交付決定前に発注してしまった場合の対処も参考にしてください
保守の扱い年間保守やクラウド利用料は、対象になる期間に上限があります(最大2年分)。永久ライセンス本体とは扱いが分かれます
入金の時期精算払いです。いったん全額を支払い、実績報告のあとに補助金が振り込まれます。金額が大きいほど、この立替期間の資金計画が重要になります
会計処理取得価額が大きくなるため、圧縮記帳の検討対象になりやすい金額帯です

また、機械装置を含む投資であれば、ものづくり補助金のほうが合う場合があります。制度の選び分けはCAD導入で使える補助金の選び方で整理しています。社内の説明資料が必要な場合は稟議書の書き方をご覧ください。

この記事を読んだうえで、次に決めることがあれば

ご検討中のエディションと使用人数、スタンドアロンかネットワークかをお知らせいただければ、お見積りと、補助金の対象になるかの確認結果をお返しします。構成が決まっていない段階のご相談も承ります。

よくある質問

SOLIDWORKSの価格はいくらですか

ダッソー・システムズは日本円の価格を自社サイトで公表していません。正規販売代理店である大塚商会が公開している価格(税別)では、永久ライセンスがStandard 1,035,000円・Professional 1,239,000円・Premium 1,659,000円、年間保守がStandard/Professional 255,816円・Premium 375,816円です。年間ライセンスはStandard 528,216円・Professional 602,952円・Premium 854,952円です。2026年9月28日時点の金額で、代理店によって異なります。

メーカーの公式サイトに載っている価格はいくらですか

ダッソー・システムズの公式ストアには、名前付きユーザー向けの年間サブスクリプションが米ドルで掲載されています。Standard 2,820 USD、Professional 3,456 USD、Premium 4,716 USD(いずれも1ユーザーあたり・現地税別)です。これは日本での販売価格ではありません。

永久ライセンスと年間ライセンスはどちらが安いですか

Standardで保守を継続する前提で比べると、分岐点はおおよそ4年です。3年目までは年間ライセンスのほうが累計で安く、4年目から永久ライセンスが安くなります。ただし永久ライセンスは保守を止めても使い続けられる一方、年間ライセンスは契約が切れると使えません。途中でやめる可能性があるかどうかも判断材料になります。

StandardとProfessionalはどちらを選ぶべきですか

設計して図面を出すところまでならStandardで足ります。複数人で設計データを共有する場合や、他社のCAD形式とのやり取りが多い場合は、ファイル管理機能と変換機能が加わるProfessionalが向きます。構造解析や運動解析、配管・配線設計まで社内で行う場合はPremiumが対象になります。

SOLIDWORKSに補助金は使えますか

デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)の通常枠で、事務局に登録されたITツールのソフトウェア購入費・クラウド利用費(最大2年分)・導入関連費が補助対象になり得ます。補助率は原則1/2、補助額は下限5万円・上限450万円です。補助額が150万円を超える申請では4プロセス以上の活用が求められます。審査があり、採択を保証するものではありません。

見積を比べるときは何を揃えればよいですか

ライセンスの種類(スタンドアロンかネットワーク)、本数、保守の年数、導入支援と研修の有無、既存データの移行範囲、PDMの構成を揃えてください。これらが違うまま金額だけを並べると、導入支援が含まれていない見積が最も安く見えてしまいます。

出典

補助金についてのご注意
補助率・補助上限額は申請枠および事業者の規模によって異なります。通常枠の場合、補助率は原則1/2、補助上限額は450万円です。補助対象経費はお見積りの総額と一致しない場合があります(ハードウェアの一部、大幅なカスタマイズ、申請代行費などは補助対象外です)。
補助金は審査を経て交付決定されるものであり、採択を保証するものではありません。また、交付申請はお客様ご自身のGビズIDで行っていただく必要があります。当社は必要書類のご案内と申請手順のご説明、導入後の設定・研修までを伴走支援します。
制度内容は変更される場合があります。最新の要件・補助率・締切はデジタル化・AI導入補助金 事務局の公式サイトで必ずご確認ください。

この記事は2026年9月28日時点で各社が公開している情報をもとに整理したものです。価格・ライセンス条件・制度の内容は変更される場合がありますので、ご契約前に各社および事務局の最新情報をご確認ください。