保守契約の更新案内が届いた。使っている買い切り版のサポート期限が近いと聞いた。増員したいのにライセンスが足りず、若手が先輩の退勤を待って端末を使っている——CADの更新時期に浮上する悩みは、だいたいこのあたりに集約されます。
そこで必ず出てくるのが「買い切りとサブスク、どちらが得か」という問いです。ただ、この問いは金額の単純比較では決着しません。同じ会社でも、常時フル稼働している設計課と、繁忙期だけ手を借りる部門とでは答えが変わります。
この記事では、判断を「利用期間の見通し」「人数の増減」「会計処理と資金繰り」の3つに分解して整理します。自社の状況をこの3つに当てはめれば、少なくとも「どちらを軸に検討すべきか」までは絞り込めるはずです。
なお、製品ごとの価格帯そのものを比べたい場合はCADの値段を種類別に徹底比較!選定ポイントもご紹介!を、導入時に何にいくらかかるかの全体像はCADの導入コストはどのくらい?コストを抑える方法がある?をご覧ください。
補助金の対象になるか、先に確かめる
デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)の通常枠は、補助率が原則1/2(補助上限450万円)です。当社はIT導入支援事業者として、対象になるツールのご提案と必要書類のご案内を行っています。交付申請はお客様ご自身のGビズIDで行っていただきます。審査があり、採択を保証するものではありません。
そもそも何が違うのか
所有と利用
買い切り(永続ライセンス)は、そのバージョンを使い続ける権利を一括で購入する形です。契約が切れても、購入したバージョンは動き続けます。一方サブスクリプションは、契約期間中だけ使う権利を借りる形で、契約が終われば起動できなくなるのが一般的です。
ここは会計処理にも直結する、いちばん本質的な差です。「モノを買ったのか、サービスを使ったのか」という違いだと捉えると分かりやすいでしょう。
バージョンアップ
買い切りの場合、新バージョンへの移行は基本的に別費用です。保守契約(メンテナンス)を別途結んでいれば無償または割安でアップグレードできる、という設計になっている製品が多く見られます。サブスクは契約期間中、原則として最新版が使えます。
実務で効いてくるのは自社の都合よりも取引先の都合です。客先から送られてくる図面データのバージョンが上がると、古い環境では開けない、開けても要素が落ちるという問題が起きます。
当社が取り扱う主要製品について、公式ドキュメントで確認した後方互換保存(新しいバージョンで作ったファイルを、古いバージョン形式で保存する機能)の状況は次のとおりです。ここは製品差が非常に大きく、乗り換えや取引先対応の難易度を直接左右します。
| 製品 | どこまで遡って保存できるか |
|---|---|
| Rhino | ほぼ全世代(V2形式まで。V1.xのみ不可) |
| AutoCAD | 2018/2013/2010/2007/2004/2000/R14形式、R12 DXF |
| Vectorworks | 直近5バージョン前まで |
| SOLIDWORKS | 2世代前まで(2024で追加された機能。アクティブなサブスクリプション契約が必須) |
| Archicad | 1世代ずつ(2世代前へ戻すには中間バージョンのインストールが必要) |
| TurboCAD | 1世代前のみ |
| SketchUp | 旧バージョン形式での保存は廃止。サポート中の3世代間でのみ互換 |
Vectorworksについて:メーカーのベクターワークスジャパン(旧:エーアンドエー)は、スタンドアロン版の永続ライセンスの販売を2026年末で終了すると発表しています(2026年4月15日発表)。2027年以降は、サブスクリプション(年間・月間)またはネットワーク版の永続ライセンスでの提供になります。買い切りでの購入をご検討の場合は、時期にご注意ください。
特に注意が必要なのが SOLIDWORKS です。長く「旧バージョン形式では保存できない」ことが選定上の論点でしたが、2024で「Save as Previous Version」が追加され、2世代前まで保存できるようになりました。 ただしアクティブなサブスクリプション契約が必要で、非互換の機能は手動で削除する必要があり、Simulationなどアドイン由来のデータは引き継がれません。AutoCADのDWG保存のような気軽さはない、という理解が実務に近いと考えています。
(出典:Autodesk公式 / SOLIDWORKS公式ブログ / Vectorworks公式ヘルプ / Graphisoft公式 / Rhino公式 / SketchUp公式 いずれも2026年8月確認)
サポート期間
買い切り版は、購入した時点から製品ライフサイクルのカウントが進みます。数年後にはサポート対象外となり、OSのアップデートで動作しなくなるリスクが出てきます。「買い切りだから永久に使える」は法的な使用権の話であって、動作保証とは別物です。ここを混同したまま比較すると判断を誤ります。
そもそも「買い切りを選べるかどうか」が、製品によってすでに決まっています。当社の取扱製品について、メーカー公式情報で確認した状況は次のとおりです。
| 製品 | 永続ライセンスの新規購入 | 備考 |
|---|---|---|
| Rhino | 可能(サブスクの提供自体がない) | 保守費用なし |
| SOLIDWORKS | 可能 | オンライン販売は期間ライセンス。永続はリセラー経由 |
| CATIA | 可能 | PLC(永続)とTBL・年額が併存 |
| Mastercam | 可能 | 保守(Mastercam CONNECT)は年単位で別途 |
| TurboCAD | 可能 | 年間サブスクも併売 |
| Vectorworks | 日本では2026年末まで | 米英豪加は2023年1月に終了済み。ネットワーク版永続は2027年以降も継続 |
| Archicad | 不可(2026年以降サブスクのみ) | 新規向けは2024年末、既存の追加購入は2025年末で終了 |
| SketchUp | 不可(2020年11月4日に終了) | — |
| AutoCAD | 不可(2016年1月31日に終了) | — |
日本市場は本国より遅れて移行する点は、調達の判断で見落とされがちです。Vectorworksは米国では2023年1月に永続販売を終えていますが、日本では2026年8月現在も新規購入できます。ただし公式に2026年末での終了が告知されています。国内での判断は、必ず日本法人・正規代理店の告知で確認してください。
サポート期間についても差があります。SketchUpは「連続3バージョンをサポートし、バージョン年の3年後の1月31日に終了」と明確に公表しています。AutoCADはサブスクで現行+3世代前まで、加えて2026年7月1日以降、2017年以前バージョンのアクティベーション支援を終了しています。一方、SOLIDWORKS・Vectorworks・Archicad・Rhino・Mastercam・TurboCADについては、永続版のサポート期間を明示した公式ポリシーを確認できませんでした。「買い切り=永久に使える」は使用権の話であって、動作保証とは別物という原則は、ここでも変わりません。
(出典:Autodesk公式 / SketchUp公式 / Vectorworks日本 公式ニュース / Graphisoft公式アナウンス / Rhino公式 いずれも2026年8月確認)
判断基準① 利用期間の見通し
最初に置くべき問いは「この製品を何年使うか」です。
一般に、サブスクの年額と買い切りの初期費用を比べると、数年分の累計でサブスクが上回る計算になります。ただしこの計算には、買い切り側に上乗せすべき費用があります。保守契約料、数年ごとのバージョンアップ費用、サポート切れに伴う入れ替え費用です。これらを含めた「総所有コスト」で並べないと、比較として成立しません。
目安として考えやすいのは次の分岐です。
- 3年以内に使い方が変わりそう(新規事業の検証、特定案件専用、ツール自体を再選定する可能性がある)→ サブスク寄り
- 5年以上、同じ運用が続く見込みが高い(主力製品の設計、図面資産が社内に蓄積されている)→ 買い切りも十分候補
判断を難しくするのは、この「見通し」が経営計画と結びついている点です。事業承継や主要取引先の変更が視野に入っている場合、5年後の設計環境を今の延長で考えるのは危険です。見通しが立たないなら、立たないこと自体を理由に短期契約を選ぶのは合理的な判断です。
判断基準② 人数の増減
次の問いは「使う人数は年間を通じて一定か」です。
設計部門の稼働は、案件の波に素直に連動します。年度末だけ図面出しが集中する、大型案件のときだけ外注設計者に社内環境を使ってもらう、といった実態がある会社は少なくありません。
買い切りは、ピークの人数に合わせて本数を揃えると、閑散期にその分が遊びます。サブスクは契約期間の単位で増減できるため、この波に追随しやすい。特に月額契約は、繁忙期の数か月だけ本数を増やすといった使い方に向きます。
一方、常時同じ人数が毎日使う環境では、柔軟性のメリットが働きません。そういう部門は買い切りやネットワークライセンスの検討価値が上がります。
ネットワークライセンス(フローティング) は、この論点への別解です。ライセンスをサーバーで管理し、同時起動数の上限内で誰でも使える方式で、「10人が持っているが同時に使うのは4人まで」という実態に合います。ただし管理サーバーの構築と運用が必要になるため、情報システム担当が不在の会社では負担が重くなりがちです。
誰がどのライセンスを持っているかを台帳で追えていない場合、そもそも本数の最適化ができません。管理が個人任せになっている状態についてはCADの属人化を解消する手順と、人が抜けても回る体制で扱っています。
ネットワークライセンスの状況も、公式情報で確認すると製品差がはっきりしています。
| 製品 | ネットワークライセンス | 在宅勤務者への貸し出し |
|---|---|---|
| Rhino | あり(Cloud Zoo / LAN Zoo。いずれも無償) | チェックアウト可(既定は無効。管理者が有効化) |
| SOLIDWORKS | あり(SolidNetWork License Manager) | 借用可。既定の上限30日 |
| Vectorworks | あり(Site Protection Server。最小5シート) | 借用可(日数上限は非公表) |
| CATIA | あり(DSLS。Concurrent Based方式) | 公式情報で確認できず |
| Mastercam | あり(CodeMeter。ポート22350固定、1製品最大500シート) | 公式情報で確認できず |
| AutoCAD | 新規販売終了(2020年8月7日以降) | 代替は従量制のAutodesk Flex |
| SketchUp | 商用向けは提供なし(教育機関のみ) | — |
在宅勤務や現場常駐がある会社にとって、借用機能の有無は実務上の分かれ目になります。 借用可能な日数まで公式に明記されているのは、確認できた範囲ではSOLIDWORKS(既定30日)だけでした。他の製品は「機能はあるが日数は非公開」または未確認です。
Rhinoが特徴的で、ライセンス管理の仕組み自体が無償です。Cloud Zooはメーカー側でホストされるためサーバー構築が不要で、情報システム担当が不在の会社でも運用できます。
なお最小購入本数は、Vectorworksが5シート(日本では基本パッケージ5ライセンスで¥1,969,000、追加は1〜5本で¥393,800/本)と公表しているほかは、公式情報で確認できませんでした。
(出典:Rhino公式 / SOLIDWORKS公式 / Vectorworks公式 / ベクターワークスジャパン ストア / Autodesk公式FAQ いずれも2026年8月確認)
判断基準③ 会計処理と資金繰り
3つ目は、経理・財務の視点です。
一般論として、買い切りのソフトウェアは一定額以上であれば無形固定資産として計上し、耐用年数にわたって償却していく扱いが基本とされています。サブスクの利用料は、その期間の費用として処理されるのが一般的です。
ここから、次のような検討軸が出てきます。
- 資金繰り:買い切りは初期に大きな支出が発生します。サブスクは平準化されますが、支払いは続きます。
- 決算書の見え方:資産計上か費用計上かで、貸借対照表と損益計算書への影響が変わります。金融機関との対話を意識する会社では、この点を無視できません。
- 少額の判断:取得価額によって一括で費用処理できる特例的な扱いが用意されている場合があります。
注記:ここで挙げたのはあくまで一般的な考え方です。税務上の取り扱いは、契約形態、金額、事業年度、適用する制度など個別の状況によって異なります。実際の処理は必ず顧問税理士にご確認ください。
現場でよくあるのが、「経費で落としたいから」という理由だけでサブスクを選び、5年後に累計額を見て驚くケースです。会計処理は判断基準の一つであって、単独で結論を出す材料にはなりません。
ライセンス形態別の比較表
| 観点 | 買い切り(永続) | 年間サブスク | 月額サブスク | ネットワークライセンス |
|---|---|---|---|---|
| 契約が切れた後 | そのバージョンは使用可 | 使用不可 | 使用不可 | 契約形態に準じる |
| 初期費用 | 大きい | 中程度 | 小さい | 中〜大(サーバー含む) |
| バージョンアップ | 別費用または保守契約 | 期間中は最新版 | 期間中は最新版 | 契約形態に準じる |
| 人数の増減 | 対応しにくい | 更新時に調整 | 短期で調整しやすい | 同時起動数の範囲で柔軟 |
| 会計処理の傾向 | 資産計上が基本 | 期間費用 | 期間費用 | 契約形態により異なる |
| 管理の手間 | 台数管理 | 更新期日の管理 | 更新頻度が高い | サーバー運用が必要 |
| 向いている状況 | 長期・固定人数 | 標準的な運用 | 短期・変動が大きい | 同時利用数が実人数より少ない |
※ 費用感は製品・時期・販売経路によって変動します。実際の比較は見積ベースで行ってください。
参考までに、メーカーが価格を公表している製品について、2026年8月時点の標準価格を挙げます。価格は改定されるため、検討時は必ず最新の見積で確認してください。
| 製品 | 買い切り | 年額 | 月額 | 月額×12と年額の差 |
|---|---|---|---|---|
| AutoCAD | なし | $2,095 | $260 | 月額×12=$3,120。年額が約33%割安 |
| Rhino 8(商用・北米) | $995(同時1ユーザー) | — | — | サブスクなし |
| TurboCAD Professional | $994.99 | あり(金額は要見積) | 提供の確認できず | — |
| Vectorworks Fundamentals(日本・スタンドアロン永続) | ¥393,800(税込) | あり(金額非公開) | あり(金額非公開) | — |
| Archicad Studio | なし | $2,414(前払) | $201(年契約の月割) | 単独月額の実売単価は非公開 |
| CATIA Mechanical Designer | あり(要見積) | $7,560 | 四半期 $2,268 | 四半期×4=$9,072。年額が約20%割安 |
| SOLIDWORKS Standard | あり(リセラー経由) | $2,820 | 月額プランなし | — |
| Mastercam | あり | 非公開(代理店見積) | — | — |
月額と年額の差は、想像より大きいことがあります。 AutoCADで33%、CATIAで20%です。「とりあえず月額で始めて、続きそうなら年額に」という進め方は、12か月を超えた時点で明確に割高になります。
(出典:Autodesk公式FAQ / Rhino公式 / TurboCAD公式ストア / ベクターワークスジャパン ストア / Graphisoft公式 / 3DS公式 / SOLIDWORKS公式 いずれも2026年8月確認)
補助金を使う場合の注意
CADの導入にあたって、デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)などの活用を検討する会社もあります。ここで押さえておきたい注意点が2つあります。
1つ目は、クラウド利用費の補助対象期間です。 サブスク型・クラウド型のツールについては、利用費が補助対象になる場合がありますが、対象となるのは最大2年分とされています。3年目以降の利用料は自社負担になる前提で、総額を見積もっておく必要があります。単年度のキャッシュフローだけで判断すると、3年目に想定外の支出が立ち上がります。
2つ目は、導入後の利用継続義務です。 導入日から1年未満で利用を停止した場合、交付決定の取消しとなる扱いがあります。月額サブスクは短期で解約できるのが利点ですが、補助金を使った場合はその利点を行使できない期間が生じるということです。「とりあえず入れて、合わなければやめる」という進め方と、補助金の活用は相性がよくありません。
したがって補助金を前提にするなら、導入前の検証(試用版での評価、既存図面データの読み込みテスト、教育計画)を通常以上に丁寧に行うべきです。制度の要件は変更されることがあるため、申請を検討する時点で必ず公式サイトの最新の公募要領を確認してください。
どの製品が補助金の対象ITツールとして登録されているかは、事務局のITツール検索で確認できます。登録は年度ごとに行われ、同じ製品でも年度によって登録の有無や対象経費の区分が変わります。 検討時点で必ず最新の登録状況を確認してください。
実務上つまずきやすいのは、製品が登録されているかどうかよりも、手前の準備です。 当社がご支援していて特に時間がかかると感じるのは次の2つです。
- GビズIDプライムの発行:マイナンバーカードをお持ちであれば即日発行できますが、お持ちでない場合は最短でも5営業日を見ておく必要があります
- 納税証明書の取得:税務署に出向く必要があるため、ここで日程が読めなくなる会社が多くあります
また、申請から交付決定までは、ここ数年おおむね5週間です。ソフトの選定に時間をかけすぎると、締切から逆算した日程が成り立たなくなります。
よくある質問
買い切り版のまま使い続けると、いずれ図面が開けなくなりますか
社内で完結する図面については、当面問題は起きにくいと考えられます。リスクが顕在化しやすいのは外部とのデータ授受です。取引先が新しいバージョンで保存したファイルを、古い環境では開けない場合があります。多くの製品には過去バージョン形式での保存機能がありますが、その都度取引先に依頼する運用は現実的とは言えません。取引先の環境がどう動いているかを確認したうえで判断してください。
サブスクを解約したら、作った図面データはどうなりますか
図面ファイル自体は自社の資産であり、解約によって消えるものではありません。ただし、そのファイルを開くソフトが起動しなくなります。閲覧専用のビューアが無償提供されている製品もありますが、編集はできません。解約を検討する際は、中間形式(DXF、STEP、PDFなど)への書き出しを含めた移行計画を、解約日から逆算して立てておくのが安全です。中間形式についてはCADのファイル形式「DXFファイル」とは?CADでの利用方法と対応ソフトを解説で詳しく説明しています。
社内で買い切り版とサブスクを混在させても問題ありませんか
運用としては可能ですが、注意点が2つあります。1つはバージョン差による互換性の問題で、サブスク側が自動で新しくなると社内でファイルをやり取りできなくなる可能性があります。もう1つは管理の煩雑さで、どの端末がどの契約かを台帳で管理しないと、更新漏れや使用許諾違反につながります。混在させる場合は、部門単位・用途単位で線を引くのが現実的です。
月額サブスクと年間サブスクは、どちらを選ぶべきですか
利用期間が読めるかどうかで決まります。一般に月額は年額より月あたりの単価が高く設定される傾向があるため、12か月以上使うことが分かっている用途では年間契約が合理的です。逆に、特定案件のためだけに数か月使う、新しいツールを試験導入するといった場合は月額が向きます。なお、補助金を活用する場合は前述の利用継続要件があるため、短期解約を前提にした選択はできません。
サブスク料金は全額その期の経費にできますか
期間に対応する利用料は、その期の費用として処理されるのが一般的な考え方です。ただし、複数年分をまとめて前払いした場合や、導入時のカスタマイズ費用・初期設定費用が含まれる場合は、扱いが変わることがあります。税務上の取り扱いは個別の状況によって異なりますので、契約書の内容を添えて顧問税理士にご確認ください。
ライセンスの台数管理、退職時の付け替え、社外での利用についてはCADライセンスの管理方法|台数・持ち出し・退職時の実務、入れ替えの時期の判断はCADの買い替え時期の決め方|5つの判断サインにまとめています。
まとめ:3つの基準を順番に当てる
判断に迷ったら、次の順で自問してみてください。
- 何年使うか — 見通しが3年未満、または見通せないならサブスク寄り
- 人数は動くか — 波があるならサブスクまたはネットワークライセンス
- どう処理したいか — 資金繰りと決算書の見え方を経理・顧問税理士と確認
「どちらが得か」という問いは、多くの場合「どちらが自社の変化に耐えるか」という問いに置き換えられます。設計環境は一度決めると数年動かせません。単価表を横に並べる前に、自社の3年後・5年後の姿を先に描いておくことをおすすめします。
CADジャンクションの導入支援について
補助金を活用する場合、交付申請はお客様ご自身のGビズIDで行っていただく必要があります。当社は、対象となるITツールのご提案、必要書類のご案内、申請手順のご説明、導入後の設定・研修までを伴走支援します。
補助額は申請枠・事業者規模・補助対象経費によって変わります。通常枠の場合、補助率は原則1/2(補助上限450万円)です。審査があり、採択を保証するものではありません。
制度内容は変更される場合があります。最新の要件・補助率・締切はデジタル化・AI導入補助金 事務局の公式サイトで必ずご確認ください。
実際の製品で計算した例は、Vectorworksの価格【2026年9月時点】|永続とサブスクの分かれ目(約3年で逆転)とSOLIDWORKSの価格はいくらか|公表されている金額と、見積で変わる部分(約4年で逆転)をご覧ください。
この記事を読んだうえで、次に決めることがあれば
導入したい製品と使用人数をお知らせいただければ、お見積りと、補助金の対象になるかの確認結果をお返しします。製品が決まっていない段階のご相談も承ります。初回のご相談は無料です。
どちらを選ぶかを社内で説明する必要があるなら、CAD導入の稟議書はどう書くか|投資対効果の示し方と記入例をご覧ください。
保守契約を外すかどうかで迷ったら、CADの保守契約は必要か|入らない場合に起きることをご覧ください。