無料JW CADってなに?有料AutoCADと比較したら何が違うの?!

  • 2025年3月26日
  • 2025年3月26日
  • コラム

現在は建築設計や製品設計にCADソフトが必要不可欠です。CADソフトを使用することで、手書きで設計を行う必要がなく、簡単かつ正確に操作ができるため、多くの人が設計に携われるようになります。また、紙ではなく、データとして扱うことができるため、設計書の管理や共有がしやすい点も大きなメリットです。さらに、設計図の作成や修正などがしやすくなるため、作業効率が大幅にアップすることもCADが魅力的な理由のひとつです。

このように、CADソフトを導入することで企業やオペレーターはさまざまなメリットを得られるため、建築設計や製品設計に欠かせないものとなりますが、CADソフトと一言で言っても数多くの製品があります。また、価格や機能性についても大きく変化するため、何を選べばいいのかわからない方も少なくないでしょう。特に、多くの企業では導入費用が気になる方も多いのではないでしょうか?そのため、無料で利用できるJW CADを選択する企業も少なくありません。

そこで、今回はJW CADの概要や導入後のメリットについて解説します。また、有料のAutoCADと比較してJW CADと何が違うのかについても紹介していきますので、興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。


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JW CADの概要について

JWCAD 概要

公式:JWCAD
JW CADとは、建築業界を中心に使用されている無料の2D汎用CADソフトウェアのことです。JW CADの開発に建築士が携わっていたこともあり、建築分野が使うと利便性を感じられる機能が数多く搭載されています。また、通常はライセンスを購入してCADソフトを使用するケースが多いですが、JW CADは完全に無料で使用することができます。CAD検定の実技試験やCADの独学でも使うことができるため、これからCADを学びたいという方にも選ばれているCADソフトです。

JW CADは、Windows版とDOS版があり、現在はDOS版の開発は終了しています。Windows版の場合、基本ファイルは「.jww」です。一方、DOS版は「.jwc」となります。また、「.DXF」「.SFC」への変換も可能です。

JW CADと比較されるCADソフトとしてAutoCADが挙げられます。AutoCADは有料となりますが、2Dの製図だけでなく、立体的に作図ができる3Dにも対応しているソフトウェアです。そのため、本格的なCADソフトを使用したい企業の中には、有料のAutoCADを選択される方も少なくありません。

JW CADの導入する3つのメリット

JW CAD 概要 メリット

JW CADを導入することで、大まかにわけて企業は3つのメリットを獲得することができます。具体的にどのようなメリットがあるのか解説しますので、ぜひチェックしてみてください。

無料で利用できる

JW CADのメリットのひとつに無料で利用できるという点が挙げられます。

JW CADは、ライセンス料やサブスクリプション費用などが一切かからず、完全無料で利用することができます。これにより、個人利用者や中小企業、CADをこれから学びたい方でも利用しやすいという点がメリットです。また、無料であるのにもかかわらず、商用利用可能となっているため、業務用の設計や製図にも安心して使用することができます。

さらに、JW CADは無料でありながら継続的なアップデートもしっかりと行われています。常に最新の機能が提供されているため、利用者は精度の高いCADを安心して利用することが可能です。

直感的な操作が可能

JW CADは、直感的な操作ができるという点でも非常に優れたCADソフトです。特に、CADソフト初心者や建築業界に携わる方にとって、その扱いやすさが大きな魅力となっています。

JW CADの操作画面は視覚的にわかるボタンやアイコンが使用されているため、初心者でも直感的に操作内容を理解しやすくなっています。また、メニューの構造がわかりやすく、設計をする際に操作を迷いづらいという点も特徴です。

JW CADはマウス操作中心で設計できる仕組みが採用されています。画面上のボタンをクリックして図面を製図したり、編集できたりするだけでなく、図形の選択や移動、寸法の指定が直感的に行えるため、CADに慣れていない方でも感覚的に操作しやすい点もメリットです。

書籍やインターネットから情報を収集できる

書籍やインターネットから情報を収集できる点もJW CADの大きなメリットです。

CADソフトに限らず無料のソフトウェアは無償提供であるため、操作方法やわからないときに解決してくれるサポートが設けられていないことが多いです。そのため、自分で操作方法などを理解するために書籍やインターネットを活用して調べなければなりませんが、この際に情報が少ないとわからないことを解決できないということが起こります。

しかし、JW CADの場合は書籍やインターネット上からさまざまな情報を収集することができます。そのため、CADソフトに慣れていない方でもわからないことを調べながら学習を進めていくことができます。

JW CADとAutoCADの違いについて

JWCAD AutoCAD 違い

このように、JW CADには数多くのメリットがありますが、企業の中にはJW CADではなくAutoCADを選択される方も少なくありません。実際にJW CADにはこれだけのメリットがあるのにもかかわらず、なぜ有料のAutoCADを選択する企業が多いのか気になる方もいるのではないでしょうか?JW CADとAutoCADのどちらを選択すればいいのかわからないという方は、両者を比較して最適なほうを選ぶのがおすすめです。そこで、この見出しではJW CADとAutoCADの違いについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

価格

JW CADは、メリットでも紹介したように無料のCADソフトになります。ライセンス料やサブスクリプション費用も必要ないため、完全に無料で利用することが可能です。これにより、特に学生は時間を気にせずに学習を進められるため、その点が大きなメリットであると言えるでしょう。

一方、AutoCADは高価なCADソフトになるため、学習目的で購入するにはハードルが高いです。そのため、事業用として本格的に設計を行う企業が予算を捻出して使用するケースが多くなります。しかし、AutoCADは最大3年間無料の学生版や30日間限定の無料体験版などがあるため、実際にJW CADとAutoCADを使って比べてみたいという方は、そのような体験版等を活用するのがおすすめです。

機能性

JW CADとAutoCADは両方ともCADソフトであり、2Dの作図が可能です。しかし、それぞれで搭載されている機能が異なるため、どのような機能が搭載されているのかを確認して自身に最適なほうを選択する必要があります。

また、JW CADとAutoCADでは操作性についても大きく異なります。そのため、専門の業界及び担当プロジェクトに使えるかどうかや使いこなせる人材がいるかどうかを考慮して最適なCADソフトを選択しなければなりません。

JW CADは無料のCADソフトになりますが、建築設計に特化した機能が充実しています。例えば、建具や設備などを簡単に作図できる機能や日影図作成機能といった作業効率を高めてくれる機能もあります。一方、AutoCADは図面テンプレートやクイック計測などが搭載されており、計測したい免責や距離をクリックするだけで測定できたり、設定や作図方法を標準化し、同じ環境で作業を行えたりするという点がメリットです。

活用方法

JW CADとAutoCADは、両者ともに汎用のCADソフトウェアですが、特に建築業界で使用されています。中小企業の場合はJW CAD、大企業ではAutoCADが使われているケースが多いです。そのため、会社の規模に応じてどちらが好ましいか選択するといいでしょう。

習得の難易度

JW CADとAutoCADでは、機能性や操作性に違いがあるため、習得難易度も大きく変化します。JW CADは、操作性が非常にシンプルであり、初心者でも扱いやすいCADソフトです。

一方、AutoCADは豊富な機能がリボンメニューやコマンドラインに集約されているという特徴があります。JW CADと比べて機能が非常に多いため、使い始めるときには画面が複雑に感じることもあり、慣れるまでに時間がかかります。

機能性が豊富なため、AutoCADのほうが習得難易度は高くなりますが、JW CADに関しても習得難易度は低くないため、簡単に使いこなせるわけではないという点は覚えておくといいでしょう。

操作性

JW CADとAutoCADは2DCADであり、2D設計に特化した機能が集約されています。そのため、CADソフトを導入したい企業であればどちらを選択しても問題ありません。しかし、コマンドの選択や図形の描き方などが両者で変化するため、無料体験等をうまく活用してどちらが自社に合っているのか試した上で導入するのがおすすめです。

AutoCADを半額で導入したいならIT導入補助金の活用がおすすめ

AutoCADは、設計や製図の現場で広く使用される高機能なCADソフトですが、その価格がネックになることがあります。特に、個人事業主や中小企業にとっては負担が大きく、導入をためらうケースも少なくありません。もし、価格がネックになり、導入をためらっている企業は、IT導入補助金を活用するのがおすすめです。

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者を対象とした国の補助制度で、ソフトウェアやITツールの導入費用の一部を負担してくれます。条件を満たせば、最大で導入費用の50%が補助されるため、AutoCADのような高額なソフトでも実質半額で購入することができます。

補助金を活用することで、AutoCADの導入費用を抑えつつ、業務の効率化や生産性向上を図ることができます。特に、建築設計や製造業など、CADソフトの活用が重要な業種にとっては、大きなメリットとなるでしょう。

まとめ

今回は、JW CADの概要や導入後のメリット、AutoCADとの違いについて詳しく解説しました。JW CAD とAutoCADどちらもメリットがありますが、有料のAutoCADを選択される場合でもIT導入補助金を利用すれば実質半額で導入できるので負担を大幅に減らせます。しかし、企業の中には、補助金の手続きの仕方などがわからないという方もいるのではないでしょうか?そのような企業は、CADジャンクションを利用するのがおすすめです。


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