3DCADが無料で利用できる?!おすすめのフリーソフト3選

  • 2025年2月19日
  • 2025年2月19日
  • コラム

3DCADは、建物や製品設計、モデリングに欠かせないソフトウェアです。そのため、企業の中には、これから導入を検討している方も少なくないでしょう。しかし、3DCADの中には、高額な初期費用がかかる製品もあります。また、サブスクリプション契約の場合、年額や月額で利用料金を支払う必要があるため、ランニングコストが重荷に感じるところも少なくないでしょう。

そのため、コストの負担を軽減するために、フリーソフトを検討している企業もいるのではないでしょうか?無料のソフトは個人利用で使われるケースが多くなりますが、フリーの3DCADの中には高機能なソフトウェアも少なくありません。

そこで、今回は3DCADの概要や特徴、選ぶ際の注意点、おすすめのフリーソフトを紹介しますので、興味がある方は、ぜひ参考にしてください。


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3DCADとは?概要をわかりやすく解説

3DCAD 概要 解説

3DCADとは、建築・製品設計において3次元データを作成するための設計支援ソフトウェアのことです。コンピューター上の仮想空間で立体的に図面を起こすことができるため、設計者同士や顧客との間で設計イメージを共有しやすくなります。

建築設計や製品設計においては、従来設計業務は手書きで行われていました。そして、手書きが2DCADに変わり、設計図をコンピューター上で作成するようになりましたが、現在では3DCADを使用する企業が増えており、さらにクオリティの高い設計を顧客等に提供することができるようになっています。

3DCADの特徴5選

3DCADの特徴は大まかにわけて5つあります。それぞれの特徴について詳しく解説しますので、導入する前に特徴を知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

イメージしやすい

3DCADの特徴は、3次元で設計されたオブジェクトや構造を表示することができます。そのため、設計者や関係者に製品やプロジェクトがどのように見えるのかリアルタイムで確認することが可能です。設計の各側面をより明確に理解でき、潜在的な問題を早期に特定し、修正することができます。設計やオブジェクトのイメージを共有しやすくなるため、設計業務の効率化を期待することが可能です。

また、関係者の間でコミュニケーションが改善され、設計の意図や詳細を伝えやすくなる点も大きなメリットといえます。2DCADの場合、設計の知識が十分ではない顧客に伝わりづらい部分でも3DCADなら設計やオブジェクトを共有しやすいです。

プロトタイプを作成できる

3DCADを導入することで、プロタイプを作成することができます。

プロトタイプは試作品を意味し、従来においては手作業で制作するのが一般的でした。手作業で作成した場合、万が一修正すべき点が見つかったときに新しい試作品をその都度作成しなければなりません。しかし、3DCADを導入すれば、物理的な試作品を作る前に、仮想空間上に製品の詳細なモデルを作成することができます。

また、機能や外観をテストすることが可能です。これにより、設計者は試作品を作成する前に製品設計を評価し、必要な場合は修正を加えることができます。試作品を製造する前に、設計上の問題を発見し解決することができるため、最終的な製品開発プロセスの効率化を期待することができるでしょう。

高精度の設計が可能

3DCADは、高精度の設計ができるという特徴を持ちます。

3DCADは、非常に正確な寸法設定と詳細なモデリングが可能です。これにより、設計者は複雑な形状や精密な部品をミリ単位で設計することができます。

高精度かつ正確に設計をすることができれば、製造過程におけるエラーや材料のロスを減らすことが可能です。これにより、企業はコストカットにつなげられるため、大きなメリットを獲得することができるでしょう。

2次元の図面も簡単に作成できる

3DCADは、3次元モデルを作成するソフトウェアですが、2次元の図面にも対応しています。単に2次元の図面を作成できるだけでなく、3次元で設計したモデルから2D図面を自動で生成することが可能です。例えば、製造や組み立て、検証などのプロセスで2D図面が必要な場合に役立ちます。簡単な部品の図面を確認するときなどは、2次元図面のほうが理解しやすいため、状況に応じて使い分けられる点がメリットです。

また、3DCADで作成された2D図面は、3Dモデルと連動しています。そのため、3Dモデルに修正が加えられると自動的に2D図面も更新されるため、設計業務の手間を大幅に削減することが可能です。

全体的な設計品質の向上

全体的な設計品質を高められることも3DCADの特徴といえます。

3DCADは詳細なモデル、精密な寸法設定、高度なシミュレーション機能によって品質を大幅に向上させることが可能です。これにより、設計の不具合や潜在的な問題を早期の段階で修正することができるため、結果的に開発している製品等の性能や安全性、耐久性などを向上させられます。

3DCADのフリーソフトを選ぶ際に気を付けたいポイント

3DCAD フリーソフト 

フリーソフトの3DCADから導入を検討している企業は、選ぶ際に気を付けたいポイントを把握しておくと自社に最適なものを選択することができます。具体的にどのようなポイントを確認して選べばいいのか解説しますので、ぜひ参考にしてください。

機能性

3DCADを選ぶ際は、機能性を確認することが重要です。

それぞれの3DCADで搭載されている機能は異なります。例えば、ソリッドモデリングやサーフェイスモデリング機能など、製品によって使える機能は大きく変化するため、まずは使いたい機能が搭載されているかどうかをしっかりと確認する必要があります。

また、フリーソフトの中には、無料プラン等で利用できる3DCADもあります。その場合、無料のプランは機能が制限される可能性があるため、無料プランの3DCADを選ぶ際は、どのような機能制限があるのかを確認した上で導入を検討するのがおすすめです。

料金形態

3DCADのフリーソフトの中には、完全に無料で利用できる製品もあれば、一部の機能が有料で提供されているものもあります。そのため、フリーソフトで紹介されている場合もしっかりと料金は確認しておくのがおすすめです。

基本的にフリーソフトの3DCADの基本機能は無料で使うことができます。しかし、すべての機能を利用する場合は、有料版に移行する必要がある製品も珍しくありません。3DCADを選ぶ際は、無料であっても課金要素をしっかりと確認しておくのがおすすめです。

サポート体制

3DCADを選ぶ際は、サポート体制をしっかりとチェックしておくのがおすすめです。

3DCADのフリーソフトの中には、有料の製品に比べてサポート体制が充実していないことがあります。そのため、公式サイトにマニュアルやチュートリアルが提供されているかどうか確認するのがおすすめです。また、ユーザー同士で情報交換ができるオンラインフォーラムなどが存在するか確認しておくと万が一使い方に困った際にサポートを受けられます。

3DCADが無料で使えるフリーソフト3選

3DCADが無料で使えるおすすめのフリーソフトを3つ紹介します。それぞれのフリーソフトの概要や特徴について解説しますので、導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

Fusion 360

Fusion 360

公式サイト:Fusion 360

Fusion 360は、3Dモデリングから製造まで対応している3DCADです。モデリング機能はもちろんのこと、CADやCAMなどさまざまな機能が搭載されており、製品の形状や適合性を検証しながら効率的に設計することができます。

Fusion 360は、クラウドベースで提供されている3DCADです。そのため、データ共有や同時編集などがしやすく、作業効率が大幅にアップします。学校や非営利団体、スタートアップの場合は、無料で利用することが可能です。しかし、商用利用は有料となっているため、企業がFusion 360を導入する際は、有料プランに加入する必要があります。

Onshape

Onshape

公式サイト:Onshape

Onshapeは、ブラウザ上でモデリングや設計を行うことができる3DCADです。そのため、インストールが不要となっており、データ共有や同時編集などがしやすいです。

Onshapeは、SolidWorksの元開発者が設計した3DCADで操作性がSolidWorksに似ている点が特徴になります。初心者からプロの設計者までに支持されている3DCADであり、特にアプリケーションのインストールの手間を減らしたい方や共有しやすいフリーソフトを選択したい人におすすめです。

SketchUp Free

SketchUp Free

公式サイト:SketchUp Free

SketchUp Freeは、無料で3Dモデルを作成することができる3DCADです。Onshape同様にインストールが不要、ブラウザ上で動作する点が大きな特徴になります。

無料の製品になりますが、Creoなどの高機能なツールを備えている3DCADです。世界中に活発的なコミュニティがあるため、サポート体制も充実しています。

有料の高機能3DCADも補助金を使えば半額で利用できる

有能高機能3DCAD 補助金 半額

3DCADは、無料で使える製品もありますが、学習用として活用されるケースが多く、企業が本格的に3DCADを導入する場合は、有料の製品を選択せざるを得ない方も少なくないでしょう。しかし、有料で3DCADを導入する場合、コストがかかるので、その点に不安を感じる方もいるのではないでしょうか?

しかし、現在は補助金制度が充実しており、それをうまく活用すれば、半額で3DCADを導入することができます。補助金になるため、申請をして採択される必要がありますが、コストを大幅に抑えることが可能です。また、現在は補助金申請を代行してくれる業者もあるため、そのような業者をうまく活用すると企業は負担なく補助金を活用して3DCADを導入することができます。

まとめ

今回は、3DCADの概要や無料で利用できるフリーソフトをいくつか紹介しました。3DCADはフリーソフトで利用することもできますが、補助金を活用して有料の3DCADを半額に抑えて導入することもできます。しかし、補助金は誰でも利用できるわけではなく、申請して採択される必要があるため、スムーズに補助金を受け取りたいという方はCADジャンクションを利用するのがおすすめです。


CADジャンクションでは、IT導入補助金を活用して3DCADの導入支援を実施しています。補助金を利用するためには複雑な手続きを行う必要がありますが、そのような作業を代わりにCADジャンクションが対応するため、スムーズな採択を実現することが可能です。補助金を活用することで、通常よりも安く導入できるため、できる限りコストを抑えながら高機能な3DCADソフトの導入をしたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。

また、初回相談は無料となっています。「補助金の対象になるの?」「どのツールが自社に合っているの?」など、CADや補助金に関するお悩みやご相談のある方はお気軽にお問い合わせください。