IT導入補助金を活用したCADの導入事例を紹介!どれほど安くなるか徹底解説!

  • 2024年7月26日
  • 2024年8月14日
  • コラム

CADの導入にはIT導入補助金を活用しよう!

CADは、Computer-Aided Designの略称で、コンピューター支援設計を意味します。コンピューターを使用して建物や製品の設計をするためのツールあり、近年では数多くの業界で活用されるようになってきています。今回は、IT導入補助金を活用して実際にCADを導入した事例について紹介します。具体的にどれほど安くなるかについても解説するので、CADを導入したい事業者の方はぜひご覧ください!


CADジャンクションでは、IT導入補助金を活用した導入支援を行っています。補助金で初期費用が50%オフに。申請手続きから採択後の実績報告まですべてサポートいたします。初回相談は無料です。

CADとは

CADはコンピューター支援設計を意味しており、簡潔に言えば、設計作業を電子化することができます。従来は手書きで行われていた図面作成をCADソフトで代替することで、デジタル化が可能になる他、生産性向上やコスト削減を図ることができます。

またCADソフト導入のメリットは具体的には以下の三点あります。

 ・図面データの共有が可能になるため、共同作業ができる

 ・図面がデジタルデータであるため、修正や編集が容易である

 ・デジタル化によってスキルの標準化が可能になるため、設計業務の標準化が可能になる

このようにCADを導入することで様々メリットを享受することができます。

CADの費用

値段はそれぞれのCADソフトによって異なりますが、高いものでは数百万円ほどかかるものもあります。しかし最近では、数十万円ほどで購入できるCADソフトも増えており、導入のハードルが下がっていると言えるでしょう。

ただし、CADを実際に利用するにあたって、アカウント一つ分の料金は大した額ではなくとも、事業所全体で複数のライセンスを購入する際は費用がかさむため注意が必要です。

そうしたCAD自体にかかる費用に加え、複数アカウントやライセンスの購入にかかる費用に対して活用することができる補助金としてIT導入補助金があります。

IT導入補助金とは

CAD導入事例 IT導入補助金

出典:IT導入補助金2024

IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者等が自社の課題やニーズにあったITツールを導入をする経費の一部を支援してくれる補助金制度です。活用することで業務効率化や売り上げアップを実現することができるなど、幅広いメリットがあります。

補助率と補助額

IT導入補助金には様々な申請枠がありますが、ここではCADソフト導入の際に用いられる通常枠を取り上げます。補助率と補助額は以下のようになります。

補助率1/2以内
補助額1プロセス以上 5万円以上150万円未満
4プロセス以上 150万円以上450万円以下
通常枠の補助率は1/2以内と記載がありますが、CADソフトに対してはおおむね1/2の補助が出るので、大幅な補助を見込むことができます。

IT導入補助金を活用したCADの導入事例

IT導入補助金では、IT導入支援事業者により事務局に対して事前に登録されたITツールの中から導入するITツールを選択し交付申請を行います。具体的にどのようなツールを導入したのかについても踏まえながら導入例を紹介します。

導入例1

会社情報

A社

事業内容:CAD設計、CAM編集、基板作成

導入背景:既存のCADが古くなったため

※ツール導入費は以下のソフトウェア費用です

・Design Force

・Microsoft 365 Business Basic

CAD設計をメインに行うA社では、既存のCADが古くなってしまったため、IT導入補助金を用いて「Design Force」と呼ばれる最新の基板CADを導入しました。

申請枠の種類は通常枠であり、販売対応、供給、人事プロセス、業務固有プロセスの4つのプロセスで申請を行いました。補助は税抜きのITツール補助対象経費820万の1/2である410万円の補助を得ることができました。

導入例2

B社

事業内容:商業施設の基本構想イメージ計画、基本設計、実施設計
導入背景:新しい規格に対応するため

※ツール導入費は以下のソフトウェアです。

・Vectorworks Architect

・SketchUp

・Adobe

・Microsoft 365 Business Basic

複合商業施設や大型アミューズメント施設の基本設計や実施設計を行うB社では、新しい規格に対応するために、「Vectorworks Architect」と呼ばれる建築用CADや3Dモデリングができる「SketchUp」を導入しました。

申請枠の種類は通常枠であり、4プロセス以上で申請を行い、税抜きのITツール補助対象経費660万の1/2である330万円分の補助を得ることができました。

このようにIT導入補助金を活用することで通常価格の2分の1でツールを導入できます。また一度に複数のツールを導入し、4プロセス以上にすることで大幅な補助を得ることができるのがポイントです。

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まとめ

今回はIT導入補助金を用いたCADの導入例について紹介しました。政府は企業のDX化や業務のデジタル化を支援する一環としてIT導入補助金を設けています。他の補助金と比べ採択率が高い傾向にあるため、積極的に活用しましょう。


補助金を活用することで通常の半額でCADを導入することができます。CADジャンクションでは、IT導入補助金の申請手続き、導入支援、採択後の実績報告といった面倒な手続きを一括してお引き受けしております。


CADジャンクションは、お客様のお悩みのヒアリングをもとに最適ツールのご提案、補助金の申請、ツールの導入まで一気通貫でサポートさせていただきます。