人気を集めているAutoCADについてご紹介!様々な業界で使われている?

  • 2024年3月29日
  • 2024年8月14日
  • コラム
AutoCADについての概要

CADソフトには幅広い種類がありますが、その中でも特に人気を集めているのが「AutoCAD」です。

AutoCADは汎用性の高いCADソフトとして知られており、ゼネコンやサブコン、設計事務所で使用されるのはもちろんのこと、CADを学ぶ学生にも使用されています。

今回は、これから導入を検討している方向けに、AutoCADとはどのような製品なのか、プランや推奨動作環境、事業者が安く導入するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


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AutoCADとは?

AutoCADについての説明

公式サイト:AutoCAD

AutoCADとは、Autodesk(オートデスク)社が提供するCADソフトの一つであり、製造や建築、土木分野などの図面作成など幅広い設計に活用されています。

また、AutoCADは2次元だけではなく、3次元の設計も可能となるため、精密な図面を効率よく作り出せることも魅力の一つです。

AutoCADを活用することで、手描きの設計に比べて大幅に時間を短縮できるだけではなく、正確性も高まるため、建築や製造などの分野ではなくてはならないCADソフトとなっています。

その他にもAutoCADは、初心者でも使いやすいCADソフトとなっているため、学校でも広く使用されています。特に工学、建築、デザイン、製図といった分野の授業等で使用されることも多いため、教育の分野でも欠かすことができないCADソフトとなっています。

AutoCADの特徴

AutoCADの特徴

ここからは、AutoCADの特徴をご紹介します。他のソフトとの比較の際にも活用できるので、どのようなCADソフトか知りたい方は参考にしてください。

汎用2D・3DCADとしてトップシェアを占めている

AutoCADは、建築や土木、機械分野においてトップシェアを占めており、特に2DCADにおいてはトップシェアを占めています。

そもそも汎用CADとは、どのような分野でも使いやすいソフトであることを指しています。また、AutoCADは直感的に使いやすく、これからCADを学ぶ方にとっても使用しやすいのが特徴の一つです。

これらの理由から誰でも使用しやすいCADソフトとして有名であるため、幅広い業種はもちろんのこと、教育の分野からも選ばれているCADソフトとなっています。

拡張性の高さ

AutoCADは拡張性が高いことでも知られており、多くのユーザーにとって魅力的な特徴の一つです。拡張性が高いと、基本的な機能だけではなく、追加のプログラムやツールを使用することで自分好みの用途に合わせてカスタマイズができます。

AutoCADでは、具体的に拡張性を高められる下記の機能があります。

  • プラグインやアドオンの利用

AutoCADには、特定の作業を効率化したり、新しい機能を追加したりするためのプラグインやアドオンが用意されています。具体的には建築設計をサポートするツールや、3Dモデリングを詳細に行うための拡張機能などを利用できます。

  • カスタムスクリプトやプログラムの作成

AutoCADは、各種プログラミング言語をサポートしており、使用するユーザーは言語を使用して独自のスクリプトやプログラムを作成できます。例えば何度も繰り返し行う作業をプログラムによって自動化したり、他にはない特殊な設計も実装ができたりします。

  • カスタマイズ可能なユーザーインターフェース

インターフェースについても、作業スタイルや好みに合わせてカスタマイズできます。例えばツールバーの位置を変更したり、よく使うコマンドはショートカットに設定したりすることが可能なので、効率的に作業を進められるような機能が充実しています。

このように、拡張性の高さが魅力的なCADソフトなので、カスタマイズが自由自在にできる製品を探しているならAutoCADがおすすめです。

モバイルデバイスにも対応している

AutoCADはモバイルデバイスにも対応しており、AutoCAD Mobile Appを使用できます。このアプリケーションを利用することで、スマートフォンやタブレットでも操作が可能になるのです。

具体的にはPCが設置されているオフィスや自宅だけではなく、外出先や出張先などでも図面にアクセスが可能なため、作業の柔軟性が良くなるメリットがあります。

また、共有のしやすさも優れています。モバイルデバイスを使用することによって、現場でもチームメンバーやクライアントと図面をその場で共有し、意見交換ができます。これによりプロジェクト等の進行がより早くなるため、効率よく設計ができるメリットがあります。

その他にもAutoCADには専用のモバイルアプリケーションが提供されていることによって、オフラインでも作業ができるなど、幅広い魅力があります。このように、幅広いデバイスに対応しているなど、柔軟性も優れていることから多くのユーザーから人気があります。

AI機能が搭載されている

近年、AIブームが訪れており、幅広い製品にAIが搭載されるようになりました。AutoCADについてもAIが搭載されるようになり、従来のAutoCADに比べてもより使いやすくなっています。

そもそもCADソフトは、手描きに比べて設計業務を効率化できるメリットがありますが、AIが搭載されることで反復的な作業を自動で実行できるようになったり、設計案などをAIが生成してくれたりと今まで以上に業務の効率化につなげられます。

また、AIが搭載されることにより修正の提案などもAIが自動で行ってくれます。これにより、人の目で見落としがちなミスを大幅に減らすことができ、設計の精度を上げることが可能です。

CADソフトによってAI搭載の有無が異なるため、できる限り効率が良くなるCADソフトを探しているなら、AIに対応しているAutoCADがおすすめです。


AIを搭載したCADを安く導入する方法についての詳しい内容は、下記の記事でも紹介しているので併せてご覧ください。

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AIを搭載したCADを安く導入するには

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AutoCAD とAutoCAD Plusの違いとは?

 AutoCAD とAutoCAD Plusの違い

AutoCADを公式サイト等でチェックすると、「AutoCAD Plus」についての記載もあります。選ぶ際にはどちらがいいか悩む方も多いでしょう。ここではAutoCADとAutoCAD Plusの違いについても詳しく紹介するので、どちらかで悩まれている方は参考にしてください。

そもそもAutoCAD Plus とは?

AutoCAD Plus とは、簡単に説明すると専門分野で使用することが想定されたCADソフトのことを言います。

さまざまな業種に特化した多彩な機能やライブラリが揃えられており、機械設計や電気設計、建築など7つの業界専用のツールセットがAutoCAD Plusには含まれています。

具体的には機械部品のデータは数十万に及び、マッピング用のワークスペースなども使用できます。これにより専門的な設計であっても効率よく作業を進められるので、機械設計や電気設計等、専門分野でCADソフトを活用する方はAutoCAD Plusがおすすめです。

AutoCADとは何が違う?

AutoCADとAutoCAD Plusの違いは、業界別ツールセットの使用の有無です。AutoCADは標準的な機能を全て網羅していますが、AutoCAD Plusに関してはAutoCADの機能と、「業種別ツールセット」が使用できるようになります。

具体的に業種別ツールセットには、下記の内容が含まれます。

  • 建築ツールセット:機械設計やドキュメント作成を効率化するためのツールや機能
  • 機械ツールセット:機械部品やアセンブリの設計に特化したツール
  • 電気ツールセット:電気設計のための専用ツールと記号が含まれ、配線図や回路図の作成をサポート
  • MEPツールセット:建物の機械設備、電気、配管システムの設計に適したツール
  • 地図製作ツールセット:地理情報システム(GIS)とCADデータを統合し、地図製作や空間データの分析をサポートするツール
  • プラント3Dツールセット:プロセスプラントの設計とレイアウトのためのツール

上記の業種別ツールセットにより、AutoCAD Plusを使用するユーザーはより専門的な設計が可能になります。そのため、専門分野の設計が中心の方は、AutoCAD Plusも選択肢の一つとして検討することをおすすめします。

AutoCADとAutoCAD Plusの比較表

AutoCADとAutoCAD Plusの違いについてもっと詳しく知りたい方のために、下記では比較表も作成しています。比較しながら選びたい方は、下記の表を参考にしてください。

AutoCADとAutoCAD Plusの比較表AutoCADAutoCAD Plus
価格71,500円/年231,000円/年
2D作成・編集ツール
Web版AutoCAD
モバイル版AutoCAD
Trused DWG
3Dモデリングとビジュアライゼーションツール
APIとアドオンアプリ
CAD標準仕様
業種別ツールセット×

AutoCADの推奨動作環境

AutoCADの推奨動作環境

AutoCADをより快適に使用するためには、推奨動作環境を守ることをおすすめします。下記では公式サイトで掲載されている推奨環境について紹介しているので、導入を検討されている方は参考にしてください。

【AutoCAD Windowsにおける推奨動作環境】

オペレーティングシステムMicrosoft Windows10(64bit) Microsoft Windows11(64bit)
プロセッサ基本: 2.5 ~ 2.9 GHz のプロセッサ(ベース) 推奨: 3 GHz 以上のプロセッサ(ベース)、4 GHz 以上(ターボ)
メモリ基本: 8 GB 推奨: 32 GB
表示解像度従来のディスプレイ: 1920 x 1080、True Color 対応 高解像度および 4K ディスプレイ: 最大 3840 x 2160 の解像度(「推奨」ディスプレイ カードが必要)
ディスプレイカード基本: 2 GB の GPU、帯域幅 29 GB/秒、DirectX 11 互換 推奨:  8GBのGPU、帯域幅 106 GB/秒、DirectX 12 互換
ディスク空き容量10.0 GB (SSD を推奨)

AutoCADは高い?安く導入できる方法とは?

AutoCADを安く導入する方法

ここまで、AutoCADの概要から特徴等について詳しく紹介しました。AutoCADは機能面、使いやすさなど幅広い部分でユーザーから支持されていますが、価格面での負担が大きいと感じている方も多いのではないでしょうか。

特に企業で導入する場合には、膨大なコストが必要になるケースもあります。

コスト面での悩みを解決する方法の一つとしては、「IT導入補助金」の活用があげられます。

IT導入補助金は、ITツールの導入にかかる費用の一部を国が支援してくれる制度です。活用することで通常価格よりも最大50%オフで導入できるケースもあるため、コストを抑えて導入したい事業者にとって活用しない手はありません。

IT導入補助金は令和6年度も引き続き公募受付が行われる予定なので、コストを抑えてAutoCADを導入したい事業者は、ぜひ活用を検討してください。


半額でCADソフトを導入できるIT導入補助金についての詳しい内容は、下記の記事でも紹介しているので、併せてご覧ください。

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まとめ

今回はCADソフトの中でもトップシェアを誇るAutoCADを紹介しました。AutoCADは機能面や使いやすさ、AI搭載など使用ユーザーにとって嬉しい機能が豊富に揃っているため、これからCADソフトを導入したいと考えている方はぜひ検討してみてください。


補助金を活用することで通常の半額でCADを導入することができます。CADジャンクションでは、IT導入補助金の申請手続き、導入支援、採択後の実績報告といった面倒な手続きを一括してお引き受けしております。

また、初回相談は無料となっています。「補助金の対象になるの?」「どのツールが自社に合っているの?」など、CADや補助金に関するお悩みやご相談のある方はお気軽にお問い合わせください。