CADに医療用があるってホントなの?!補助金を活用することで安く導入することができる?

CADは、Computer Aided Designの略称でコンピューターによる支援設計ツールのことです。CADを使用することで、図面をデジタル管理することができたり、複数人で共有できたりするため、さまざまなメリットがあります。また、修正がしやすく、品質が安定する点も魅力です。

このように、CADを導入すればさまざまなメリットを獲得することができるため、幅広い業界で活用されています。例えば、建設・土木業界ではビルやマンションを建てる時、橋やトンネルのインフラを整備する際にCADが使われています。また、インテリア業界では内装デザインを図面に起こすときなどに使用されるケースが多いです。実際にCADは設計ツールになるため、建設業やインテリア業界に目が向きがちですが、実は医療業界でも積極的に使われていることをご存じでしょうか?

そこで、今回は医療用のCADの概要や活用することで得られるメリットについて詳しく紹介します。また、安く導入する方法についても紹介しますので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。


CADジャンクションでは補助金の知識を熟知した専門家が、IT導入補助金を用いたCADの導入支援を行っています。個人で補助金へ申請する場合と比べても採択率をアップさせることができ、効率よく申請ができますので、特に初めて補助金の活用を検討されている方は、CADジャンクションの導入支援の活用を検討してください。


医療用のCADとは?

医療用CADの概要

医療用のCADとは、医療画像の解析や診断、特殊な医療機器やインプラントの設計を行う際に活用されるComputer Aided Designのことです。主に、医療機器開発で用いられるケースが多く、すでにCADを用いて開発された医療機器は非常に多くなっています。

例えば、医療機器メーカーなどがCADを導入することで、高度にカスタマイズされた医療機器を効率的に開発することができたり、インプラントや医療装置の開発に役立ったりします。CADを活用することで、従来よりも製品の性能を最適化することが可能です。結果的に質の高い医療につなげられるため、医療業界においてもCADは注目されているツールのひとつといえるでしょう。


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医療用CADはどのような場面で使われているの?

CADの使用場面について

医療と一言でいっても範囲が広く、具体的にCADはどのような場面で使われているのかイメージできないという方もいるのではないでしょうか?ここでは、医療用CADの主な用途について解説しますので、詳しく医療用CADについて知りたいという方は、参考にしてください。

インプラント・プロステーシス設計

インプラントとは、体内に埋め込まれる医療器具の総称です。私たちの身近なインプラントとしては、デジタルインプラントが挙げられます。歯周病や虫歯などによって失ってしまった歯の代わりにチタン製の支柱を顎に埋め込み、それを土台に歯を修復する治療のことです。

プロステーシスは、人工器官などを意味し、義足や人口骨頭が一例です。プロテーゼといわれることもあります。

それぞれの患者に合わせてインプラントなどを設計する際、CADが用いられます。特定の患者の体内で機能するように設計することができるので、必要不可欠です。


歯医者向けのCAD・CAMツールを導入する方法につきましては、以下の記事で詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。

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歯科医向けのCADを安く導入するには

診断機器の開発

診断機器を開発する際にCADは活用されています。例えば、MRIスキャナーやCTスキャナー、超音波装置などの高度な診療機器設計に必要不可欠です。

医療機器の開発

医療機器の開発にもCADは必須となります。

例えば、手術を行う際に必要な医療機器として下記のようなものが挙げられます。

  • 椅子
  • 保育器
  • 車いす
  • 手術用照明灯
  • 麻酔器
  • 自動ラボストレージSagian
  • 生検機器など

これらの開発にはCADが用いられているものも多いです。

医療においてCADを導入する6つのメリット

CAD導入のメリット

医療においてCADを導入するメリットは大まかにわけて8つあります。それぞれのメリットについて詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

開発期間の削減

医療においてCADを導入すれば、医療機器の開発期間が大幅に短縮されます。

CADはデジタル上で設計することができる支援ツールです。従来のように医療機器を設計する場合、設計者に技術や経験が求められます。通常、技術を身に付けるためにはトレーニングを積まなければならず、時間がかかるのです。また、作図の際にミスした箇所を修正するときも大変です。

一方、CADを導入すれば、デジタル上で医療機器を設計することができ、支援機能も搭載されているため、迅速に作図を行うことができます。また、手書きよりも修正しやすいため、その点が大きなメリットです。

人的ミスの防止

医療機器開発にCADを導入すれば、人的ミスを大幅に削減することができます。

CADを導入すれば、設計プロセスを自動化することが可能です。従来のようにすべて人間の手で設計が行われるわけではないため、精密性が担保されます。これにより、設計時の人的なミスや計算の誤りなどが少なくなるため、ヒューマンエラーを防止することが可能です。

また、CADの中には3Dでモデリングできるものもあります。2次元に比べてさまざまな角度から製品の詳細を確認することが可能です。これにより、設計段階で適切ではない部分を修正することができるため、その点にもメリットがあるといえるでしょう。

医療機器設計の可視化

医療機器開発にCADを導入することで、設計を容易に可視化することができます。

医療機器に限らず、製品設計について言葉だけで伝えることが難しい場面も多いです。言葉で説明することができない場合、相手に理解してもらうことができないため、プレゼンテーションなどもしづらくなります。また、誤解が生まれてしまうケースもあるでしょう。

一方、CADを導入すれば3Dモデルで視覚化することが可能です。設計の意図や医療機器にありがちな複雑な構造を医師や看護師などのスタッフにはもちろんのこと、患者などの一般の方にもわかりやすく説明することができます。誤解が生まれる心配がなく、設計内容に納得した上で医療機器開発を進めることができるので、大きなメリットのひとつです。

安全性の担保

CADを使った医療機器開発は、安全性を確保することにもつながります。

CADは従来の設計方法に比べてデジタル上で扱うことができ、正確な寸法と仕様で設計されるため、高精度を実現することができます。また、CADには問題やエラーを検出する機能があるため、修正すべき部分を早期に発見することが可能です。このように、高精度を担保し、問題点に関しては早期発見できることで、従来の方法に比べて安全性を確保することができます。

また、CADにはシミュレーションができる機能が搭載されています。これにより、製品テストを行う前に細かくチェックを行うことが可能です。また、シミュレーションは製品をテストする環境も変化させることができるため、安全性や性能を評価しやすくなります。

このように、CADは精度が高く、シミュレーションも備わっているため、安全性の高い製品開発を支援してくれるツールです。

患者の負担軽減を実現

CADを導入することで、患者の負担軽減にもつながります。

CADは患者さんに合わせた医療機器を開発することが可能です。これにより、快適で効果的な治療を実現することができるので、結果的に患者さんの負担を減らすことができます。

また、医療機器開発だけに限らず、CADを利用した医療画像解析は診断がより正確になります。これにより、早期発見ができたり、効率的な治療計画を速やかに立てられたりするので、その点も大きなメリットです。

デザイン性の向上

CADを使用することでデザイン性を向上させられる点もメリットです。

CADを導入すれば、複雑な構造の設計ができます。例えば、手書きなどでは難しかった複雑な形状を精密に設計することが可能です。これにより、医療機器としての精度を維持しながら見た目においても美しさを表現することができるようになります。

例えば、患者さんの体内に装着する医療機器などは見た目に関しても求められるケースがあります。そのような場合でもCADを導入すれば精度だけでなく見た目に関しても配慮した設計が可能になるため、メリットが大きいといえるでしょう。

医療機関がCADを導入するなら補助金の利用がおすすめ

補助金についての概要

医療機器開発にCADは非常に便利なツールであることを理解することができたという方も多いでしょう。しかし、優れたツールであると理解できたとしても導入には料金がかかるので、その点に負担を感じる方もいるのではないでしょうか。

医療用のCADの導入を検討している方におすすめなのが補助金の活用です。現在、CADを導入する企業などが利用できる補助金が複数あります。補助金を受給するためには、その補助金が設けている条件をクリアし、採択されなければなりません。しかし、受給できることが決まれば、CADにかかった費用の一部を補助してもらうことができるのです。

補助金を活用することで、通常かかる費用負担を大幅に減らすことができます。そのため、CADの導入費用が気になる方は積極的に活用するのがおすすめです。


IT導入補助金を利用したCADの導入方法につきましては、以下の記事で詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。

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まとめ

今回は、医療用のCADの概要や導入するメリットなどについて詳しく紹介しました。実際に医療用のCADを導入すれば、医療機器開発の時間短縮や人的ミスの削減、安全性の確保などさまざまなメリットがあります。医療分野においても今後競争力を維持するためには、DXが必要不可欠です。また、DXを推進するためにはCADの導入が必要になってくるケースも多いため、まだCADを導入していないという方は購入を検討するのがおすすめです。

CADの導入を検討しているという方が補助金を活用すると費用負担が大幅に下がります。しかし、補助金を利用するためには採択される必要があり、手続きなどが複雑なので、その点に不安を感じる方もいるのではないでしょうか?

CADジャンクションでは、IT導入補助金を利用したCAD/CAMの導入支援を実施しています。医療機器開発を行う企業に最適なCADも扱っているため、スムーズな導入の実現が可能です。CADツールの選定なども支援していますので、これから補助金を使って安くCADを導入したいと思われる方は、下記からお気軽にご相談ください。ヒアリングでお客様のお悩みをお伺いし、最適なツールのご提案、補助金申請までトータルサポートさせていただきます。


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