内装CADとは?内装CADを使うメリットとおすすめの内装CAD3選!

  • 2024年1月22日
  • 2024年8月14日
  • コラム

内装CADとは?内装CADを使うメリットとおすすめの内装CAD3選を徹底解説します

CADはさまざまな図面作成に使われますが、当然建築の内装を設計する際にも活用されています。例えば、住宅の内装であれば、玄関や浴室、居室などを図面で作成していくことになるでしょう。従来において、建築の内装の図面は手書きで行われていました。しかし、現在はCADを使用してコンピューター上で設計するのが一般的となっています。

建築業界などで設計を担当している企業や個人の中には、内装CADの導入を検討している人もいるのではないでしょうか?

そこで、今回は内装CADの概要やメリットについて解説します。また、おすすめの内装CADも紹介しますので、どのような製品を選べばいいのかわからないという方はぜひ参考にしてください。


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内装CADとは?わかりやすく解説

内装CADとは

内装CADとは、コンピューター上で建物の内装の図面を作成することができるツールです。例えば、2Dの場合は建物の内装を線などで表現します。賃貸物件を利用したことがある人なら理解できますが、賃貸物件の間取りは線で表現されています。玄関やキッチンなどが書かれており、それを見て内装をチェックしますが、内装CADではその図面を作成することになります。

現在は2DCADだけでなく、3DCADを使用するケースも多いです。2DCADの場合は、二次元で内装を作成しますが、3DCADは3Dオブジェクトなどを構築して立体的に内装を表現します。3D図面から2D図面が自動で作成される内装CADもあるため、利便性が非常に高くなっています。

そもそも内装とは?

内装とは、その名の通り建物の内部の装飾や仕上げ、付随する設備のことです。具体的には、建物の内装の要素やデザインなどを表します。

内装は、水回りや照明、壁、床材などの要素やキッチンや居室、玄関などの室内部分も表現することがあります。建物を設計する上で内装は非常に重要な部分です。

そもそもCADとは?

CADとは、コンピューター支援設計を意味する言葉です。具体的には、コンピューター上で図面などを作成するツールを表します。

従来において建物などの設計や製図の作業は、紙に手書きで行うのが一般的でした。しかし、建物を設計する度に一から手書きで図面を作成することは非常に手間がかかります。また、変更などが発生したときに修正を加えづらいという課題が存在していました。しかし、CADを利用すれば、コンピューター上で設計を行うことができるため、そのような課題を解決することができます。

内装CAD の5つのメリット

内装CADのメリット

内装CADを利用することで、設計を行う側と顧客に数多くのメリットをもたらします。ここでは、具体的に内装CADのメリットを5つ紹介しますので、導入後にどのような魅力を獲得できるのか知りたいという方はぜひ参考にしてください。

作業効率の大幅な向上

内装CADを導入することで、作業効率を大幅に向上することが可能です。

手書きで内装の図面を作成する場合、直線や曲線、線のつなぎや角度など、経験がない人は正確に描くことが難しくなります。しかし、内装CADを利用すれば、作図支援機能を利用することが可能です。この機能を使用すれば、誰でも直線などを描くことができるようになるので、設計のハードルが低くなります。

また、一度描いた線の位置や太さなどを後から簡単に変更することができるため、作業効率を大幅に向上させることができるでしょう。

図面のデジタル管理

内装CADを導入することで、デジタル管理を行えるようになります。

手書きの場合、内装の設計図を紙で管理することになります。当然、紙で管理するためには、それを保管するための場所が必要です。つまり、設計図を保管しておくためのスペースを確保しなければなりません。設計図が増えれば増えるほど、さらにスペースを確保しなければならないため、同時にコストもかかってきます。

一方、内装CADを導入すればデジタルデータとして管理することができるため、紙で設計図を管理する必要がなくなります。これにより、省スペース化を実現することが可能です。

また、デジタルデータとして管理すれば、検索性も向上します。コンピューター上で欲しい設計図に関する情報を入力して検索をすれば、取り出したい設計図を簡単に入手することが可能です。

さらに、紙の設計図を複製すると、徐々に劣化しますが、デジタルデータには劣化という概念が存在しないため、その点も大きなメリットであるといえるでしょう。

修正作業の効率化

内装CADで設計図を作成すれば、修正作業の負担が少ないです。

手書きによる図面の作成は、修正作業が非常に大変です。例えば、完成した図面の一部を削除する場合、消しゴムで実際に消すことになりますが、ピンポイントで削除することができないため、その周辺の線も消えてしまうことになります。そのため、再度書き直す必要が出てきます。また、修正する部分によっては図面全体に影響を与えることもあるため、その場合はさらに修正作業が大変になります。

一方、内装CADを使用する場合、必要なところだけを修正することができるため、その他の部分が消えてしまうというようなことはありません。また、一部の修正が図面全体に影響を与えるケースでも簡単に変更を加えることができるので、修正作業が大幅に効率化されます。

スムーズなデータ共有

内装CADを利用するとデータ共有がしやすくなります。

手書きの図面は、遠方にいる人と共有することが難しいです。実際に、共有するとなると、図面を確認して欲しい人のもとまで足を運び、それを見てもらうことになります。また、共同作業もすることができません。

一方、内装CADを導入すれば、ネットワーク上で情報共有ができるようになります。例えば、図面に対して編集が加えられたり、コメントが付け加えたりした場合でもリアルタイムで共有されるため非常に便利です。また、PCにCADをインストールしていないときでもビューアーを活用すれば確認やコメント入力が可能になるため、顧客が図面を確認する際もスムーズでしょう。


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安定品質を実現

内装CADは手書きよりも安定した品質を提供することができます。

手書きで図面を作成するケースでは、設計者の作図スキルによって差が生じます。例えば、経験の少ない設計者が作図すると品質が悪くなったり、納品が遅くなったりする恐れがあるでしょう。

一方、内装CADは、品質や速度を標準化することができるため、設計者の作図スキルに品質が左右されることが少ないです。これにより、属人化を防ぐことができたり、社内に設計のノウハウを蓄積していくことができたりするでしょう。

人的ミスの防止

内装CADを導入することで、人的ミスを防止することができます。

紙で図面を作成する場合、後の工程で数値を書き写したり、再計算したりする際にミスが生じやすいです。もし、図面上で計算ミスが発覚すると再度、前の工程である設計部門に修正依頼する必要があります。このようなフローは、非常に効率化が悪く、無駄な工数や作業時間が発生しやすいです。

一方、内装CADを利用すれば、設計部門はCADデータを後の工程に引き渡すことになります。必要なデータを取得しやすく設計部門も計算ミスが少なくなるため、人的ミスを大幅に防止することが可能です。


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人気かつおすすめの内装CAD 3選

最後に、おすすめの内装CADを紹介します。概要や特徴について詳しく解説しますので、どのような内装CADを選べばいいのかわからないという方はぜひ参考にしてください。

Vectorworks

Vectorworksの機能

Vectorworksは、家や店舗を設計したり、デザインしたりするときに使用する内装CADソフトです。アメリカのNemetschek Vectorworks社が開発しエーアンドエー株式会社によって販売されています。

Vectorworksは、Architect、Landmark、Spotlight、Fundamentals、Design Suiteの計5つの製品を提供しており、その中のArchitectは建築設計や内装、ディスプレイデザインなどに対応したインテリア設計支援機能、建築内装業者向け製品です。

また、Vectorworks Service Selectを契約するとクラウド上のレンダリングなど契約者専用の機能を利用することができます。

Vectorworksは、後述するAutoCADと同じぐらい人気のある内装CADソフトであり、機能なども充実しているので、多くの設計者におすすめの製品です。


Vectorworksの機能について詳しくはこちらの記事で紹介しています。併せてご覧ください。

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vectorworksの機能・特徴について

SketchUp

SketchUPの機能

SketchUpは、アメリカのTrimble社が開発・提供している内装CADソフトです。建築物の内装などをモデリングすることもでき、内装CADとして使用することができます。

SketchUpの特徴は、無料プランが提供されている点です。機能制限などはありますが、無料版を使用すれば、操作性や機能などを契約する前に知ることができるので非常に魅力があります。しかし、無料版に関しては商用利用不可となりますので、その点には注意する必要があるでしょう。

SketchUpは、ほかの内装CADと比較して拡張性に優れています。また、無料アセットもあるため、素材を一から作成しなくてもアセットを利用して素早くモデリングをすることが可能です。

初心者でも操作がしやすいため、これからCADを使い始めるという方におすすめです。

AutoCAD

AutoCADの特徴

AutoCADは、建築設計や製品・機械設計など幅広い分野で使われている内装CADです。自動化やカスタマイズにより2D及び3Dの設計を素早く行うことができます。また、Web版としてもAutoCADが提供されているため、ブラウザがあればどこでも作業ができる点が大きなメリットです。

特に、汎用性の高い内装CADを使用したいという方にAutoCADがおすすめです。

まとめ

今回は、内装CADの概要やメリット、おすすめの製品を紹介しました。内装CADを導入すれば、手作業の作図にありがちな課題を解決することができるので、魅力を感じた方も多いのではないでしょうか?しかし、内装CADの導入には費用がかかるため、その点に不安を感じる人も多いはずです。


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