【令和6年度最新版】半額でCADを導入できる?!CADの導入にはIT導入補助金を使おう!

日本ではさまざまな業界でITツールの導入が進んでいます。ITツールを導入することで、これまでよりも業務効率化を図れたり、生産性向上につながったりと幅広いメリットが得られます。

ITツールといってもさまざまな種類がありますが、その中でもモノを作るための設計図を作成する「CADソフト」の導入を検討している事業者も多いのではないでしょうか。

CADソフトにも種類はいくつかあり、その中でも機能性に優れたものを導入しようと思うとそれなりにコストがかかります。

できる限りコストを抑える方法としておすすめなのが、補助金の活用です。今回はCADソフトの導入に活用できる補助金について紹介するので、負担を減らして導入したいと考えている事業者はぜひ参考にしてみてください。


CADジャンクションでは、補助金を用いたCAD/CAMの導入支援を行っております。IT導入補助金を利用することで、最大450万円の補助を受けることができるので、CADの導入を検討中の方はぜひ一度お問い合わせください。初回相談は無料です。

そもそもCADソフトとは?

CADとは、「Computer Aided Design」の略で、簡単に説明すると設計作業を電子化するためのものです。

従来は図面などを手書きで行うことが一般的でしたが、CADソフトを導入することでデジタル化が可能になります。手書きでの設計の必要がなくなるため、一連の工程を効率化でき、生産性向上やコスト削減を可能にできるのです。

CADソフト導入で解決できること

CADは導入するソフトによっても異なりますが、機能性が優れているものなら下記のような課題を解決できます。

・紙図面では共同作業が困難 → CADソフトはデータ共有が可能になるため、共同作業ができるようになる。作業分担もできることから作業効率化につながる。

・紙図面では修正が困難 → CADソフトなら消しゴムなどは必要なし。デジタルデータだから修正や編集作業も容易に行える。

・作業者によって図面の品質が異なる → CADソフトなら一定のルール化ができ、設計業務を標準化できる。デジタル化によってスキルの標準化が可能になるため、人によって品質が異なることはありません。

CADソフト導入における悩みとは?

CADソフトの中には無料のものも存在しますが、やはり機能が限られていたり、制限によって逆に効率が悪くなったりなどのデメリットがあります。

これらのことから制限がなく、機能性に優れたCADソフトの導入を検討している事業者がほとんどですが、導入における悩みとしては投資コストがあげられるでしょう。

導入にはパソコンやソフトウェア、プリンタなどさまざまな初期投資が必要です。また、バージョンアップも必要になるなど、あらゆるコストが発生します。

投資費用が大きく、なかなか導入できないと考えている事業者は「補助金」を活用して導入することをおすすめします。


CADを使うのに必要なPCのスペックにつきましては、以下の記事で解説していますので、よろしければご覧ください。

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CADソフト導入には「IT導入補助金」を活用しよう!

補助金にはさまざまな種類がありますが、その中でもCADソフトの導入に活用できるのが「IT導入補助金」です。

2023年度も引き続き公募受付が行われていますので、CADソフトの導入を検討している事業者様はぜひご活用ください。

2023年度のIT導入補助金は、生産性の向上に資するITツールの導入費用を一部支援するだけではなく、インボイス制度への対応も見据え、ソフトウェアのみならずパソコンやタブレットなどのハードウェアも補助対象経費に含まれています。

幅広い用途に活用できるのがIT導入補助金なので、ソフトウェアやハードウェアの導入にお困りの事業者様におすすめの補助金となっています。

公式サイト:IT導入補助金

IT導入補助金の対象者とは

IT導入補助金を活用できるのは、下記に当てはまる中小企業等です。

業種資本金従業員数(常勤)
製造業、建設業、運輸業3億円300人
卸売業1億円100人
サービス業(ソフトウェア業、情報処理サービス業、旅館業を除く)5,000万円100人
小売業5,000万円50人
ゴム製品製造業(自動車又は航空機用タイヤ及びチューブ製造業並びに工業用ベルト製造業を除く)3億円900人
ソフトウェア業又は情報処理サービス業3億円300人
旅館業5,000万円200人
その他の業種(上記以外)3億円300人

上記がIT導入補助金を活用できる事業者です。

上記の表を見ても分かる通り、幅広い業種の事業者が対象となる補助金となっており、活用しやすいのが特徴の一つです。

規模が大きな補助金と比べても申請しやすく、採択率も高いのでぜひ活用について検討してみてください。


CADジャンクションでは、IT導入補助金を利用できるか、補助額をいくら受け取れるかの診断を行っています。無料でご相談いただけますので是非お気軽にお問い合わせください。

IT導入補助金の対象経費

IT導入補助金の対象経費は、下記の通りとなっています。なお、CADソフトの導入には、「通常枠」もしくは「デジタル化基盤導入枠」の経費を参考にしてください。

申請枠通常枠デジタル化基盤導入枠セキュリティ対策推進枠
事業類型A類型B類型デジタル化基盤導入類型複数者連携IT導入類型サイバーセキュリティサービス利用料が最大2年分対象
会計・受発注・決済・ECソフトPC・レジ・タブレット等のハードウェアレジ・券売機等のハードウェア
対象経費ソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分)・導入関連費ソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分)・導入関連費・ハードウェアの購入費

上記がIT導入補助金の各申請枠における対象経費です。CADソフトの導入に活用したい事業者は、「通常枠」や「デジタル化基盤導入枠」をご覧ください。

対象となる経費はソフトウェアの購入費や導入関連費、クラウド利用料など幅広く認められていますので、導入におけるコスト負担を大幅に軽減できるでしょう。

また、2023年に活用できるIT導入補助金では、通常枠のクラウド利用料が最大2年分まで経費として認められるようになりました。これまでは1年分が最大でしたので、2年分まで増えたのは大きなメリットと言えるでしょう。

IT導入補助金の補助額と補助率

IT導入補助金の補助額と補助率は、申請枠によって異なります。詳しくは下記の表に記載されていますので、補助額と補助率を確認したい方は参考にしてみてください。

申請枠類型補助率補助額
通常枠A類型1/25~150万円
B類型1/2150〜450万円以下
デジタル化基盤導入枠デジタル化基盤導入類型3/450万円以下
2/350〜350万円以下
セキュリティ対策推進枠1/25〜100万円

無料で使えるおすすめのCADにつきましては、以下の記事で詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。

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CADソフト導入でIT導入補助金を活用する際のポイント

IT導入補助金は採択がされて初めて補助金を受け取れることになります。助成金とは異なり、申請するだけで支給されるものではないため、活用する際にはポイントを抑えたうえで申請しなければなりません。

ここではCADソフト導入でIT導入補助金を活用するにあたって知っておきたいポイントについて紹介するので、活用を検討されている事業者様は参考にしてみてください。

制度内容を理解すること

補助金にはさまざまな種類があり、他の補助金では対象となる取り組みでも、IT導入補助金では対象外の取り組みであることも多々あります。

せっかく活用しようと思っても対象外であった場合には活用できないため、まずはIT導入補助金の公募要領をチェックし、対象であるか確かめることが大切です。

公募要領はどのような補助金にもあり、ルールブックのようなものなので、まずは熟読してから申請手続きのステップへと進みましょう。

IT導入補助金の加点項目をチェックする

補助金での採択率をアップさせるためには、どのくらい加点があるかも重要です。加点がつくと審査行ううえで有利となり、加点が0の場合と比べて採択率がアップします。

申請時には加点項目に該当しているチェックすることもポイントとなりますので、まずはIT導入補助金の加点項目について確認しておきましょう。

IT導入補助金の加点項目は下記6つの内容となります。

1 地域経済牽引事業計画の承認を取得している

2 地域未来牽引企業として経済産業省に選定されている

3 導入するITツールとしてクラウド製品を選定している

4 導入するITツールとして「サイバーセキュリティお助け隊サービス」を選定している

5 導入するITツールとして「インボイス制度対応製品」を選定している(通常枠)

6 所定の要件を全て満たす事業計画を策定し、従業員に表面している(通常枠)

上記がIT導入補助金における主な加点項目です。加点項目は多く該当しているほど審査には有利となりますので、可能な限り増やして申請することをおすすめします。

スケジュールを前もって把握しておく

補助金は原則として返済不要なお金を受け取れる魅力的な制度の一つですが、デメリットとしては申請期限があり、申請できる期間が短いことがあげられます。

また、IT導入補助金についても年間を通して公募受付が行われていますが、第1回、第2回とあるように、1回ずつ締め切られます。スケジュールを把握しておかないと申請が遅れ、補助金受け取りまでに大幅な時間がかかることとなりますので、前もって確認しておくことが大切です。

また、申請のスケジュールだけではなく、その後の流れも把握しておきましょう。補助金は採択が決定するまで2ヶ月ほどの期間が必要ですし、交付決定を受けて初めて設備を購入できます。これらの流れを把握せず、申請後すぐに設備を購入した場合は対象経費として認められなくなります。

補助金はスケジュールや流れを把握しておくことで失敗のリスクを軽減できるので、前もって確認しておくようにしましょう。

まとめ

CADソフト導入にはIT導入補助金がおすすめですが、補助金は事業計画書などの策定など複雑な手続きが山ほどあります。

「申請する時間もない」「何から始めたらいいかわからない」方は、申請サポートを丸ごと受けられるCADジャンクションへご相談ください。


補助金を活用することで通常の半額でCADを導入することができます。CADジャンクションでは、IT導入補助金の申請手続き、導入支援、採択後の実績報告といった面倒な手続きを一括してお引き受けしております。

また、初回相談は無料となっています。「補助金の対象になるの?」「どのツールが自社に合っているの?」など、CADや補助金に関するお悩みやご相談のある方はお気軽にお問い合わせください。